(いったん)サマータイヤへ・・・

ホンダ・アコード
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4月~5月の一大イベントいえばタイヤの交換。温暖化の影響か、ここ数年は4月中旬を過ぎるとスタッドレスの交換目安となる7℃を超える日も増え、4月末には深夜でも7℃を超えるぐらいの気温をキープするようになりました。

そうなると頭の中では『さっさとスタッドレスを脱ぎたい!』と騒がしくなるのですが・・・今年は珍しくGW直前にまとまった降雪が。結局、GW明けに交換作業と相成りました。

ちなみに引き取り時に装着されていたスタッドレスは2019年製TOYO TRANPATH TXでした。前オーナーAさんの元にアコードがやってきたタイミングで購入されたものと思われ、既に賞味期限切れ。このタイヤの感想は・・・やめておきましょう(笑

サマータイヤはどうする?

長らく放置されていたのでしょうか、タイヤはもはや風化状態。ホイールの汚れもすごいことに。

タイヤあれこれで触れたとおり、アコード引き取り時についてきたサマータイヤは非純正16インチのセットと、純正ホイールのセット。まずは純正サイズで・・・と思っていますが、組み付けられていたPIRELLI Cinturato P7はずいぶん前に賞味期限切れ。遠目で見てもNGなのがわかります。

こんな状態のタイヤ、見たことないぞ・・・。幸いホイールは腐食など明らかな劣化はなし。ただし1本傷だらけだったので買い直します。

近影。絶対に装着したらマズイやつです。製造年月は『2813』で、もはやホイール輸送時の緩衝材ぐらいにしか使い道がありません。次のタイヤが調達できるまで寝かせておきましょう。

いったん16インチを装着する

いわゆるこういう売られ方をしているホイールですね…個人的にはまず選ばないかな…

新タイヤ調達・装着まではオマケでもらった16インチを装着することにしました。ホイールは共豊コーポレーション製のSEIN SV。いわゆる『カー用品店でタイヤとセット売りされているホイール』です。まぁ、あえて何も言わなくていいかなぁ。

セットされているタイヤはこれまた個人的には馴染みなく普通なら選ばないDUNLOP VEURO VE304でした。静粛性に特化した構造を持つコンフォートタイヤです。トレッド面の改良でパターンノイズ・ロードノイズを低減、さらにタイヤ内側に特殊吸音スポンジを配すことでより静かなタイヤを目指したとのこと。個人的には普段見向きもしない方向性のタイヤなので、ものは試しで履いてみましょう。

そのまま装着するのもアレなので

汚れが古さ感醸し出してますが、実際はビカモン。

このタイヤ、前オーナーAさんが2024年に購入したばかりのもの。買ってからほとんど乗ってないんじゃないかと思うほどに残溝がビッチリ残っています。あまり好みじゃない組み合わせだからと履かずに処分するのはもったいないレベルです。

ハブリングを装着

ただし装着前にちょっとだけ小細工。まず、汎用品のSEIN SVは幅広い車種に対応するためハブ径が広く取られており、ホンダ純正とは一致しない(73mm・64mm)ため、念のためハブリングを装着しました。ハブリングを装着しなくても正しくテーパーナットを締め込めばきっちりセンターが出ると言われていますが、だったらハブリングがあったほうがより正確じゃないの?と思っての装着です。

イエローハット店頭で販売されていたものを装着します。鮮やかなカラー。

これは清掃前のRr側。サビが目立ちます
Fr側、清掃+ハブリング装着後

4輪ともハブ部がサビだらけだったので真鍮ブラシとブレーキクリーナーで綺麗にして装着しました。固着防止に薄ーくスレッドコンパウンドも塗布しました。これで安心して装着できます。

センターキャップを小細工

やった当初はニヤニヤしてましたが、時間経過して改めて見るとこれはこれでちょっとダセーなぁ(笑

小細工その2。センターキャップをホンダロゴにしてみました。ちなみにですが、ホンダ純正のセンターキャップは装着できませんので、ヤフオクで発見したパチモンを(以下略

SEIN SVのセンターキャップサイズがやや特殊なようで、キャップのツメを加工してムリヤリ装着しました。径はほぼ合っていますが、少し出っ張っちゃってますね…。遠目で見れば大丈夫でしょう。まぁ、雰囲気だけでも純正っぽく(笑

DUNLOP VEURO VE304の実力

タイヤ内部の近影。エプトシーラーのような素材のもの。でも効果は実感できました。

さて、本題のVEURO VE304で実走した感想について触れていきます。

高い静粛性がウリ、という割には期待したほど静かじゃないなというのが第一印象でした。確かに全体的には静かな部類のタイヤで騒音ボリュームは少なめ。ただ、路面シチュエーションによっては耳障りな周波数の音が悪目立ちしている印象があります。路面状況の良い市街地ならコレで十分以上でしょう。

それよりも重要な走行性能については、コンフォートを謳うだけあって当たりは至って柔らかめ。乗り心地はなかなか良好です。ただ、その柔らかさの反面か、全体的に動きが重ったるい印象を付け加えている気がします。ステアリング操作に対するコーナリングパワーの立ち上がり方は許容範囲。個人的にはやや鈍な印象。

グリップ感は相当に控えめ。ただし低燃費系とは明らかに違い必要十分の性能は有しています。言い換えると柔らかい印象がMAXなのにグリップ感は普通というのは、今まであまり味わったことのないフィーリングです。悪くないんですが、全体的にカド丸にされており縦横のグリップがリニアに変化していく印象に欠け積極的に運転を組み立てていくような乗り方にはマッチしていない気がするなぁ。。。

と、個人的な引っ掛かりはあれど、ほぼ新品タイヤがあるのにわざわざ買い直すのもアレだし、まぁ当分コレでイイか・・・と思った矢先に残念なポイントを発見します。それは高速走行時の直進安定性でした。長くなるので次回へ続きます。

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