以前記事でも触れましたが、現在アコードの音楽再生はAndroidスマートフォンからMiracastレシーバーを介してRCA接続を用いています。先日のアンプ交換で音質はだいぶ向上したのですが、どうもまだ満足できるレベルには達していません。
そこで、出力側=Androidスマートフォン側のイコライザーを調整しどうにか満足できる音質にしていますが、ふと『FrスピーカーとアンプがPioneer製の社外品になったのに、イコライザー調整が必要なのは解せない』と疑問に思います。ポン付けでもある程度の音を鳴らすはずなのに、どうして物足りなさを感じてしまうのか…。
その原因はいくつか考えられるでしょう。1点目はスピーカーの取り付け方や既に施されたデッドニングが悪いパターン、2点目はヘッドユニットの性能不足パターン、そして3点目はRCA接続→ヘッドユニット入力段階での劣化パターン。これらのどれか(もしくは複数パターン)が原因と疑っています。
アコードのUSB接続はiPodコントロール対応

それを検証するために、RCA以外の外部入力を試します。アコード純正ヘッドユニットの外部入力はRCAの他にUSB接続があります。オーナーズマニュアルによると、対応フォーマットはMP3・WMA・AACの3種類に対応し、フォルダーにも対応しているとのこと。
さらにiPod接続にも対応しているのが注目ポイント。ナビ側で再生曲情報の表示・アルバムやプレイリスト表示、曲送り・戻し操作などができるようになっています。
当時、iPod/iPhoneに搭載されていたDockコネクターはアナログ音声用のピンが用意されていましたが、Apple認証機器に限りデジタル出力する仕組み。iPod対応を謳う車載オーディオはDock-USBケーブルを介しデジタル出力を受け取り、ヘッドユニット側で変換処理を行っています。もしかするとRCA接続よりも音質が良い可能性があります。
問題は最新のiPhoneがこれに対応するかどうか。諸先輩方のレポートでは『動作する・しない』どちらの情報もあります。まぁ、試してみましょう。
USB接続用ケーブルを購入(非純正品)

まずはUSB接続用のケーブルを入手します。センターコンソール内部の差し込み口が一般的なUSB端子ではなく専用コネクタという謎仕様のもの。新車付属品のはずですがどこにも見当たりませんでした。2025年現在も純正品(39114-TF0-003)は入手可能ですが高価だったため中華製の互換品を調達しました。

このケーブルをセンターコンソール内部にあるUSBジャックに接続すればUSB機器が使用可能になります。商品レビューにはUSB-Aコネクタがきつすぎてケーブルが抜けにくいというものがありましたが、今回購入個体は問題ありませんでした。
動作成功+音質はこっちのほうが良い・・・!

早速メイン機のiPhone 16 Proを接続してみます。結果、接続成功です!ヘッドユニット側でiPhoneのミュージックApp内部のデータにアクセスできますし、問題なく再生可能。ミュージックApp以外のメディアもiPhone側で操作すると再生できます(きちんとメディア情報も表示されます)さらに接続中は充電されているので、これは完全対応ですね。
そして肝心の音質は…驚くことに上々です。RCA接続経由の音質とは大きく異なり、低音域がしっかり鳴り、全体的なバランスも悪くありません。USB・RCAどちらもヘッドユニット側にはアナログ信号しか来ていないはずなのに、どうしてこんなに音質が違うのか…。もう少し検証を進めてみましょう。
と、いうことで音楽再生はiPhoneのUSB接続を常用することにしました。ただしインターナビ通信はAndroidスマホしか対応しておらず、結局2台を持ち歩く面倒っぷり。どうしたもんかな…。
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