ダンパーはオイル漏れを起こし、左フロントからゴトゴトと音を立てている状態の社用車3号。前回記事でスタビリンクだけ購入済みだけど未装着であることを記しました。足回りリフレッシュ時にショップに持ち込んで、その際に一緒にやってもらおう…と思っていましたが、前述の『ゴトゴト』の要因は何なのかをはっきりさせておこうと思ったため、重い腰を上げて作業を実施しました。
とんでもなく固着したボルトに大苦戦!
スタビリンクの交換はツールさえ揃っていれば非常に簡単。フロント側をジャッキアップ→ウマ掛けをした上で、2箇所のナットを外せばそれで終わり。なのですが…下回りが雑なシャシーブラック施工によりとても汚い状態。しかも手で触れればポロポロと剥がれ、その剥がれた位置が錆びているという何とまぁとんでもなく雑な仕事の痕跡が至る所に残っています。
で、スタビリンク本体にもベッタリとシャシーブラックが覆いかぶさっているので、まずは固定部のシャシーブラックを剥ぎ取るところから作業はスタートします。スタビリンクの固定部はストラット側に1箇所、スタビライザー側に1箇所。緩み防止ナットが使われており、ボルト側に六角レンチを差し込み供回りしないようにしてナットを緩めれば外れます。
が、外れない。固着しているようです。浸透潤滑剤を大量に吹きかけ試してみてもびくともしません。やればやるほど六角の穴が嘗めてしまう状況。困りました…。
と、いうことで力技に移行。スタビリンクのブッシュ側にバイスプライヤーでしっかりと共回りしないように固定し、ナットを外す作戦に。手持ちの工具を活用し何とかナットを外すことが出来ました。外したナットはしっかり錆び付いており、ガッチリと固着していたようです。なんのためのシャシーブラックなんだか…。
左右4本、全てガッチリ固着してました
本来なら片側10分〜15分ぐらいあれば交換が終わるであろう作業が、バイスプライヤー使うまで1時間以上粘る結果に。どうせ古いスタビリンクは廃棄するだけなんだから、さっさとバイスプライヤー出せばよかったと後悔…。結局、4箇所あるナット全てが激しい固着状態。正攻法では全く歯が立たない状況でした。いやぁ、とてつもない徒労感。
外したスタビがあまりにも…
旧スタビリンクが外れればあとは簡単。共周りしないようにナットを締め上げれば完成です。それにしても旧スタビリンクの状態が最悪。ここまで錆びる?というレベル。ゴムブーツも破れており、グリスがほとんどなくなっていました。しかし、スタビリンクですらこんな状態ってのは…。
個人的に、シャシーブラックは嫌いです。理由は単純で、丁寧に施工してくれる業者が少ないから。そして結局ノーメンテではないからです。結局小まめに下回りを洗わないといけないなら、塗る必要性ほとんどなし。3号は某タイヤ店で複数回作業されていた記録があるのですが、重ね塗りしたタイミングで錆びてたところ結構あったんだろうなぁと思ってしまいます。
交換後の様子
交換前後の性能の変化は…正直あまりわかりません。。。今までよりもスタビがより機能しているはずなんですけど、街乗り程度じゃよくわからない…。
で、左フロントからのゴトゴト音は解消されませんでした。やはりダンパーから音が出ている??もしくはスタビライザーブッシュから音がしている…?と、色々と悶々とした状態。
少なくとも作業してみてわかったこと。やっぱりこのクルマ、足回り状態がNGですわ。うーん。困ったなぁ。
追記:効果が認識できなかったのは取り付け時の締め付けトルクを誤っていたからでした…少し締め付けが足りなかったようで、規定トルクで締め付けしたところスタビがしっかり効くようになりました。。。
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