忙しい毎日を過ごすがあまり、車検期限間近になったR52。今回はケチりモード全開でユーザー車検を行うことにしました。後編はその顛末とやらを。前回記事は↓こちらです。
ユーザー車検の事前準備
ユーザー車検の受験にあたっては、同時に法定24ヶ月点検整備を受験する必要があります。12ヶ月定期点検(1年定期点検)よりも項目数が多く設定されています。よく誤解されがちですが、車検は「保安基準に適合しているかのチェック」に主眼が置かれている一方、法定点検整備は「故障を未然に防ぐ」ために実施されるもので、それぞれ目的が異なります。また、車検は期限切れ(無車検)は道交法でのペナルティ(無車検運行:違反点数6点=免停)が規定されていますが、法定点検は罰則がありません。
受験日予約と書類の準備
ユーザー車検を実施するにあたり、まずは事前にWebか電話で検査予約をする必要があります。上記サイトより検査を受けたい運輸支局と受験日・ラウンド(時間帯)を選択、予約します。なお、当日に空きがあれば予約がなくても車検を受けられるようですが、大都市圏は基本的にいつも混んでいることがほとんどと思われますので、事前予約するのが確実。向こう14開所日分まで予約できます。
検査不合格による再車検の可能性を考慮すると、一番早い時間帯の第1ラウンドを予約した方が良いと思いますが、大抵早い時間帯から予約が埋まるようです。札幌支局の場合、3日〜5日先までが埋まっていました。
予約が確定した後は必要な書類を準備します。書類は国土交通省のWebサイトを参考に準備しますが、継続検査申請書以外の書類は運輸支局窓口に行って受け取る必要があります。車検証記載事項を転記するなど記入項目はそう多くないので、受験当日は時間に余裕を持って運輸支局へ行き→受付開始時刻の前までに書類(と検査手数料・自動車重量税納付のための印紙)を準備します。また、次の車検期間をカバーする自賠責保険の加入も済ませておきます。
車検当日の流れ
事前の点検と書類準備を終わらせたら、後は実際に検査を受けるだけ。ですが、確実に1発合格するために事前に予備検査場でチェックを受けることをオススメします。予備検査場とは運輸支局の検査レーンと同様の設備が設置してある民間業者です。
予備検査場にて
私が車検を受けた札幌運輸支局の近くにも予備検査場がありますので、運輸支局到着前にチェックを依頼。チェックを依頼する項目により料金が変わりますが、全項目チェックで4,400円。結果は当初の不安どおり光軸が不合格となり、その場で合格になるよう調整してもらいます。ボンネットにヘッドライトが装備されているR50系のの光軸調整は手間がかかるのですが、慣れた様子で迅速に調整してもらえました。検査調整含め10分程度で完了します。ちなみに、利用当日中は運輸支局の検査で不合格となった場合でも無料で再調整をしてくれるようです。
ちなみに札幌予備検査場では自賠責保険の加入手続きも可能。あちこち行くのが面倒であれば予備検査を受けている間に手続きができるので楽かと思います。
検査レーンは至極丁寧な案内をしてくれます
全ての準備が終わったら、いよいよ本検査の受験です。札幌運輸支局では、検査に不慣れな人は3番レーンにハザードを付けた状態で並ぶよう案内されています。順番が来ると検査官が非常に丁寧にわかりやすく説明をしてくれますので、初めての受験であってもそう戸惑うことはありません。ただ、やることは意外と多いので可能な限り事前の「予習」が大事になります。
YouTubeには車検受験の映像が多数アップされていますのでそちらを参考にするのもアリかと思います。私は上記映像を参考にしました。(よく見たら、アップ主のクルマもMINIですね 笑)特にレーンに入る前のライト・ホーン・ウィンカー・ワイパーの動作チェックはバンバン指示されますので慌てますが、仮に間違っても怒られませんので安心しましょう(笑
札幌運輸支局の場合、レーンに入ってからは検査官が付きっきりで案内してくれます。基本的にはその指示に従ってクルマを動かし、機器を操作するだけ。不安な点は質問すれば回答してくれますので戸惑う場面は一切ありません。検査自体は10分程度で終わりますが、待機時間が長いため受付から概ね1時間程度かかりました。
やっぱりヘッドライト光軸は鬼門だった・・・?
https://www.naltec.go.jp/topics/fkoifn0000004rpm-att/fkoifn0000006lb4.pdfさて、何度か触れているとおり…やはり今回もヘッドライトテストで引っかかりました。R50の時と同じくロービームでは不合格となり、ハイビームで合格という結果に。ですが前回と違ったのが、検査官より光軸で引っかかったのではなく『光量が足りない』とのお告げが。
うーん。やっぱりライトカバーの劣化はどうにかしないといけないのかも。これでも定期的に磨いているんですけど、そのうちリペア品を調達して対処するしかなさそうですね。なお、検査としては2015年より検査はロービームで実施することになり、計測困難な場合のみハイビームで検査することとなっているため、基本はロービームで合格することが前提になるようです。
無事、車検完了
そんなこんなで、久々のユーザー車検は特段大きな引っ掛かりもなく終了。無事新しい車検証が発行されました。結果、バルブ交換やバックフォグ修理等の整備を除いたトータル費用は以下のとおりです。
- 予備検査受験料…4,400円
- 自賠責保険(24ヶ月)…20,010円
- 自動車検査登録印紙+自動車審査証紙…2,100円
- 自動車重量税…34,200円
総額で60,710円で完了でした。これに整備費用を足すと65,000円弱で完了というところでしょうか。まぁやってみて思いますが、節約する意味合いよりも改めて自車の状況がどうなのか、何を整備する必要があるか?を振り返るという点の方が大きかったかもしれません(笑)でも次はオイル漏れやブレーキ関連の整備が必ず必要になるでしょうから、プロに依頼かなぁ。
コメント
私も20年ほど前、私のクルマと妻のクルマを立て続けにユーザー車検でやったことあります。R52じゃないですよ。国産の走り系マシンに乗っていた頃のことです。
当時は自分自身まだ若かったのだろうなぁ、などとしみじみ感じたりします。今はもうそんな元気もありませんが、この記事読んでちょっとワクワクしました。無事車検終了、なによりです。
いつもありがとうございます!
20年ほど前とのこと、まだまだユーザー車検のハードルが高い頃のご経験ですよね?
感服いたします!走り屋系車種であれば尚更ですね 笑
私は最近、夏冬タイヤの交換(単なるホイール脱着)すらしんどくなってきました
そのうち業者依頼し出すのでしょうか…笑