3号のスタッドレスに悩む

MINI F60
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足回りをリフレッシュして延命措置を施した3号オーリスですが、これから先にもうひとつ大きな出費を覚悟しなければならないことがあります。それはスタッドレスタイヤの準備。でも本音を言うと、昨シーズンR52にMICHELIN X-ICE SNOWを導入したばかりなので…『今年は買いたくないなぁ』と思っていますが、背に腹はかえられず。仕方ありません。

でもやっぱりどうしてケチ根性。なんとかならんものかとリサーチ開始。実はオーリスを義母から譲り受けた際に『もう古いから履けないと思うけど…ホイールは使えるから』とスタッドレスタイヤ一式を積み込んでもらいました。季節は5月。当面履く予定もなかったので状態のチェックすらせずそのままガレージにしまい込んでいたものを、引っ張り出して確認してみます。

疑問:6シーズン目のスタッドレスは使えない?

オーリス純正テッチンホイールに組み合わされていたスタッドレスはブリヂストン・VRX2。昨年より最上位モデルは後継のVRX3に切り替わっていますが、未だに新品流通している銘柄です。ですが製造年週を見ると2017年の21週(=5月下旬)とかなり昔。もし今シーズンも装着するのであれば足掛け6シーズン目。ひと昔であれば『もう危ないからやめとき!』と言われるレベルでしょう。

ぱっと見、残溝はOK。というか結構余裕。新品時で約9mmだそうですが、けっこうそれに近いぐらいの残溝があるように見えます。そしてスタッドレスタイヤで一番重要なゴムの硬度状態ですが・・・手で触ってみる限りは新品より硬いのですが、びっくりするほどカチカチではない。思ったより状態が良さそうなのです。

実際に計測して確かめてみた

まずはタイヤの残溝を「感覚値でなく実数で」確認しようということでデジタルタイヤゲージを購入。実は前から欲しいなぁと思いつつスルーしてきたのですが、いざAmazonで値段見てみたら気軽に買えるプライスだったという(笑)さっさと買えばよかった。

その結果、アウト・センター・インそれぞれ計測してみたところ、8.3~8.5mmの残溝でした。ほとんど減っていません。やっぱりほとんど乗っていなかっただけありますね。中古品なら『残溝バッチリ9分山』と表記されるやつ。

そしてゴムの硬さも感覚値でなく数値計測してみたいと思い…ゴム硬度計も購入しました。

本来ならブリヂストンブランドで販売されている『日本製の』硬度計を買うべきだったんでしょうけど、なかなかなプライスだったので…見るからに大陸製の安いやつをチョイス(笑)仮に正しい数値が計測できなくても、同時に新品タイヤも測定してみれば目安程度になるかと思い…。

で、実際に測ってみた結果はこんな感じでした。

2017年製 VRX22022年製 VRX22022年製 VRX3
アウト側533734
センター503535
イン側503838
それぞれ何ヶ所か計測した平均値で表記

当然、新品に比べて硬度が高まっているのは当然なのですが、やはり思ったよりも硬くなっていないのがわかります。なお、ブリヂストン硬度計で新品VRXを計測すると「35」程度とのことなので、大陸製もちゃんとしてると判断。(これですぐ壊れなければ良い買い物)

また、ブリヂストン硬度計の表記によれば、55以上はイエロー、60以上はレッドゾーンになっているようですので『まぁもうそろそろダメよ』のレベルですがまだイケるというオチになります・・・(笑)ちなみにこのタイヤ、オフシーズンはタイヤ館に預けていたとのこと。保管状態がすこぶる良かったのかもしれませんけど、それにしてもすごいぞVRX2。

この結果を見て

2003年当時販売されていたブリザック REVO1。貧乏人だったので5シーズン履きましたが最後はマジで危険だったなぁ。

とはいえ、硬化は進んでいるのであと数シーズンは保つ・・・というレベルではないと思いますが、かつては3年履いたら廃タイヤと言われていたスタッドレスも進化しているんだなぁと実感。20年近く前に販売されていたブリザックREVO1は最初こそ柔らかいタイヤでしたが、ケチって5シーズン履いたら最後はさっぱりグリップしなくなり『さすがにヤバい』と冷や汗モノだったんですけど・・・。今回の結果は今後の履き替えサイクル検討の材料にします。

それよりも驚いたのが『ブリザックは柔らかい』というイメージは前から持っていましたが実際に計測してみるとかなり柔らかいトレッドだということを再認識。他メーカーの新品もいくつか計測してみましたが、40以下の硬度をもつタイヤはありませんでした。ちなみに私が愛用しているMICHELIN X-ICE SNOWの新品に至っては58~60ぐらい。全然違いますね。

もうひとつ。ブリザックの現行ラインナップの最上位モデル『VRX3』はトレッドを触った限り更に柔らかいような印象を持ったのですが、実際に硬度計で計測してみると旧モデルVRX2とほとんど差がありませんでした。人間の感覚ってそんなもんなのね(笑

せっかく硬度計買ったからついでに・・・

ホイール汚いぞ!

なにげに3シーズン目を迎えたF60用X-ICE SNOWを引っ張り出して

計測!

あれ?思ったより硬くなっていない・・・?だいたい60~65の間でした。適正な硬度レベルがどこからどこまでなのかが判らないのですが、まだまだ大丈夫と判断して良いかな。前述のとおりですけど、高速走行の安定感はこのゴム硬度が功を奏するんでしょうか。ゴムの硬さだけでもこんなに違うのに、氷上性能や雪上性能は同じ方向性を目指すわけですから、本当に興味深いものです。

何を履かせるか?

好みじゃないデザインの純正ホイールなので洗いも雑(笑

さて、現状は『VRX2続投』方針ですが、もしオーリスに新しいスタッドレスを履かせるとしたらどの銘柄にするか?を検討しておきます。社用車2台(F60・R52)はどちらもMICHELIN X-ICE SNOWをチョイス。プライベート車のF39もX-ICE XI3を履いていますが、3号は違う銘柄を試してみようかなと考えています。

これはオーリスの動力性能を鑑みれば、そもそも高速ツーリング向きのクルマではないのが明らか=X-ICEほどの高速走行性能を必要としないので、であればむしろ氷上・雪上性能を重視したいところ。それに3号オーリスは一応の4WD(アクティブトルク方式)ですから、降雪時や路面状態が悪いときはオーリス、路面状況が良いときはR52と使い分けが出来れば良いなぁと。

候補1:ブリヂストン最上級モデル ブリザックVRX3

BLIZZAK VRX3 製品特徴:装着率No.1スタッドレスタイヤ - ブリザック(BLIZZAK) - 株式会社ブリヂストン
ブリザック史上最高性能。ブリヂストンの乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3(ヴイアールエックススリー)」の製品情報。

やはり本命はこいつ。スタッドレス界の絶対王者であるブリヂストン・ブリザックVRX3です。人気と性能は言わずもがなですが、毎度のことながら価格が高い。でもよく売れてるところが絶対王者たる所以。少なくとも一般的な方がこの銘柄を買って「失敗だった」と思うことはまずないでしょう。

JCWホイール
X2のスタッドレスが間に合わず応急処置で履いたのが最後。その後、アップガレージに売却。実は純正タイヤに比べてLI不足。

ちなみに自己所有車に履かせたBS製スタッドレスはF56 JCW用に用意した初代VRXが最後。ご立派な価格の割に性能が期待以下でとてもガッカリした記憶がありますが、後継のVRX2はレンタカーで体感した限りだいぶ良くなった印象を受けました。VRX3はまだ試したことがありませんが、謳い文句的にはさらに性能が向上しているとのことなので、他を寄せ付けないレベルにあると考えて良さそう。

候補2:PIRELLIの新型タイヤ ICE ZERO ASIMMETRICO

Ice Zero Asimmetrico - 車 タイヤ | Pirelli
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大穴的に狙っているのがコチラ。2022年に登場したばかりのICE ZERO ASIMMETRICOです。

旧モデルのICE ASIMMETRICOがデビューしたのが2014年。その後2018年には「PLUS」が冠されたモデルが登場しましたが、今回新たに『ZERO』を関するモデルが登場。同社のP ZEROを意識したネーミングなんでしょうか。

旧モデルであるICE ASIMMETRICOはヨメ氏の初愛車Citroen DS3に履かせてみましたが、その時の評価は『まぁ可もなく不可もなく…あまりスピードは出さないようにしましょうか』というものでした。残念ながらBSはおろかMICHELINほどの性能はありませんでした。また、後継モデルであるICE ASIMMETRICO PLUSは昨シーズンに当社スタッフ氏のプライベートカーに履かせてみましたが…あまり評判は良くありません。メジャーブランドのスタッドレスタイヤとしては『低価格』が強みという印象です。

まだ全容がわかりませんが『日本市場のニーズに対応して開発』と称するだけに期待できそう。今はまだ市場に出始めた頃なので価格帯が不明ですが、今までどおりであればライバルより安い値付けになることでしょう。

候補3:MICHELIN X-ICE SNOW

MICHELIN X-ICE SNOW(エックス アイス スノー) | 日本ミシュランタイヤ
氷も雪も、全ての冬道に。長く続く安心感を届けるスタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)」の製品紹介ページ。ぜひ最寄りのミシュランタイヤ取扱販売店でお求めください。

価格によってはX-ICE SNOWも検討中。デビューから2年経過し安いショップでは1本1万円強で調達できるようになってきたので場合によってはオーリスもコレになるかも。

ちなみにF60とR52で履かせて乗りまくった感想としては、縦方向のグリップは満足レベル・横方向がちょっと不足、圧雪・氷上性能は良いがシャーベット路性能がイマイチという「良い点」と「イマイチな点」が見え隠れするタイヤ。昨シーズンに限って言えば、札幌圏の降雪量が多く路面状況がひどく悪い状況が続いていたためイマイチな点が目立つ結果ではありました。

コメント

  1. ゴロウ より:

    ぜひ候補に入れて欲しいのはナンカンのaw-1ですね。YoutubeでもVRX2やアイスガード6辺りと比較してありますが遜色ありません。開発も北海道なので一昔前とは違うアジアンかと。
    値段はかなり安いので短期間で履き替えても国産と同じ値段で新品2回分くらいですよ。

    • Avatar photo Hokkai_K2O より:

      コメントありがとうございます。
      YouTubeでスタッドレスタイヤについて興味深い動画をアップしていらっしゃる方のレビューでも評判が良いのを知っています。台湾メーカーのタイヤとは知っていましたが、開発が北海道とは知りませんでした。試してみたいなぁ(笑

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