X2を乗り換えてもいいと思えるクルマ登場!?【前日譚】

クルマ全般
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PEUGEOT RIFTERが気になり試乗に出向いたヨメ氏。買い替え決断には至らず、むしろ背の低いクルマが好みと気がついて終了。ですが・・・実はコレで終わりではなく、RIFTERの影で新たなターゲットを発見したようです。今回は前日譚として、そのきっかけとなるヨメ氏の人生初クルマ購入の遍歴をまとめてみます。

ヨメ氏はじめてのクルマ選び

ヨメ氏が免許取得後初めて乗り回していたのが現社用車3号。最初の経験がコレってのが良かったのかもしれません

当Blogで度々ネタにするヨメ氏のクルマ関係について簡潔にまとめると、こんな感じ。

  • もともとクルマへの興味はそれほどでもなかったが、けっこうブランドや車種を知っている
  • 免許取得後によく乗り回していたのは現社用車3号のトヨタ・オーリス
  • 前職は私と同じ職場(笑)で仕事柄、毎週相応の運転機会あり
  • レンタカーで乗り回した国産車は多数、興味本位で(あえて)プロボックスを借りるレベル
  • 運転技術はそこそこ、意外とアグレッシブな運転スタイル

社用車3号オーリス、もともとはヨメ氏の父が「ヨーロッパメインで開発されたクルマだから間違いない」と買ったもの。そう聞かされ、他のクルマとの違いを意識して乗っていたそうです。そしてまさかの元同僚(笑)のため、私と同じく毎週数100kmを走る日々を過ごしてきたヨメ氏。入社直後はそこそこのクルマ造詣も徐々に本人の『探究心』が発揮され、レンタカーで供される国産車それぞれの善し悪しや出来不出来に気がつくようになったとのこと。

マツダ|理想のドライビング ポジション(運転姿勢) vol.1|コクピット
理想的なドライビングポジション(運転姿勢)とは何かを追究する活動はマツダのクルマづくりの核をなす思想です。長年研究を続けてきた車両実研部 大坪智範がその思想を語ります。vol.1

大きな転機は、私が同乗した際に理想的なドライビングポジションをレクチャーしたことで『正しく運転できればクルマは楽しいもの』という発見をしたこと(本人談)それ以降運転技術は徐々に向上、高速道路や峠道、冬場の悪天候でも難なく運転できるようになりました。終盤には『高速で一番速いと噂のトヨタ・プロボックスは何が優れているのか』を実感するため、わざわざ指名借りして乗る始末。そこまで来ればもう十分でしょう(笑

そんな2016年4月。ヨメ氏から突然発せられたひとことが運命を変えます。

ヨメ氏
ヨメ氏

人生ステップアップのために、クルマ買うわ!
実用性は二の次でカッコイイやつ!

『どうした、頭でもぶつけたか?』と思いましたが・・・30歳を超え仕事も落ち着き出した頃。クルマを買うのも不思議じゃない頃合い。そして、とあるクルマを見に行きたいと言うのでお供することに。

いけ好かない?Audi

いきなりAudi Q3。なかなか思い切っている。

そのクルマはAudiでした。なぜAudiなの?と尋ねてみると、かねてより「人生のどこかで買うクルマ」と決めていたとのこと。ですが彼女の願望はあっさりと消えてしまいます。

狙いは初代Q3。新車販売もありましたが、予算の都合から認定中古車を購入検討します。認定中古車の展示販売があるAudiディーラー数店舗を回りますが、希望する個体はなかなか見つかりません。

そこでセールス氏に『ボディカラーは○○で○○が装備されたモデルはないか?』と尋ねるも、返す刀で『その装備をつけると上級モデルが買える金額になりますし、その色はあまり出ない色ですからから、このモデルを購入される方は大抵注文されませんね』という身も蓋もない回答。そうしたところ、

なんだかいけ好かないな、こんなクルマ誰が買うか!

と思ったそう。なんとなく、言いたいことがわかるというか・・・。憧れ?だったAudiにさっさと見限りをつけたヨメ氏。そのままクルマ購入を諦めるのかと思いきや、次に出た台詞に再び驚きます。

ヨメ氏
ヨメ氏

こうなったら、もっともっと非日常が味わえて古くならないやつがイイ!

リセールがどうとかモデルのヒエラルキーでクルマなんか買わない!

どうせ1人でしか乗らないからドアもいっぱい要らない、何なら屋根開くぐらいで!

ムードは120点、だけど不安な308CC

そこで、気分転換がてらにと提案し実車を見に行ったのがPEUGEOT 308CCでした。PEUGEOTディーラーの中古部門で販売されていたのは、308CC初期型の中古。5〜6年落ちの同車はとてもこなれた価格になっておりお買い得感抜群。

ここまで非日常なクルマなんてさすがに買わないだろうと提案したところ、これがまさかのブッ刺さり。フランスにポジティブな印象を持つ彼女にそれはとても魅力的な選択肢だったようで、本気の購入検討を始めます。

上級グレードであるグリフはシートのみならず、ダッシュボードやドア内張りなど広範囲にレザーが奢られた仕様。Cセグのベーシックカーがベースだとは思えない豪華さを持っています。電動メタルトップを収納した際に醸し出される雰囲気は格別で思わず私が欲しいと思ってしまいそうなものでしたが、メタルトップや4速ATの耐久性に不安を感じ、提案しておきながら他のモデルを選ぶよう進言するというオチに(笑

新車で買えるPEUGEOTなら208がベストチョイス

その気だったのに購入を止められた308CCにたっぷりの未練を残しながらもPEUGEOTに俄然興味が湧いたヨメ氏。それであれば、同じ予算感で購入できる新車はどうか?ということで208を推薦してみました。

当時販売されていたのはフェイスリフト後モデル。扱いやすいボディサイズに1.2L 3気筒ガソリンターボエンジンと6速ATを搭載。国産コンパクトよりスタイリッシュで、装備やボディカラーの設定も好みにマッチするものでした。

試乗も実施。1.2L 3気筒と思えない力強さとスムーズさを持つパワートレイン、やさしい座り心地のシートが良い感じです。足回りの設えもベーシックカーとしては良く出来ています。インテリアはi-Cockpitが採用されており、ステアリングの上から覗き込むメーターに違和感を感じる人は少なくないのですが、ヨメ氏曰く「問題なし」本人もかなり気に入ります。

これで決まりか?と思いましたが条件が折り合わず、結局208は購入に至りませんでした。その詳細は後日別記事で。

CITROEN C3が大本命・・・?

ならば208と共通項のある車を、ということでCITROEN C3をプッシュしてみます。

308CCと208の商談を行った担当セールス氏(女性)がC3オーナーだったこともあり、その魅力を存分にアウトプットしてもらったことで時間かからず『これが良いかも!』という雰囲気に。C3最大のセリングポイントである「ゼニスウィンドウ」がその気持ちを大きく後押しします。

フロントガラスがフロント座席の上までガラスエリアが取られており、サンバイザー兼シェードをスライド収納すると他のモデルでは得られない開放感を得られるのは、他のモデルでは味わえない唯一無二のメリット。乗り味も208より大らかな雰囲気を持っている点がヨメ氏の好みに合い、いよいよこれで決まりか?という直前まで話が進みます。

シトロエン、C3を「セダクション・レザー」に一本化

ですが、結局C3も断念します。理由は日本導入グレードがモノグレード(セダクションレザー)に整理されたことで、上級グレード(エクスクルーシブ)のみ装備されていたものが事実上廃止されてしまったため。シートがレザー化されたものの、バックソナーやHiFiオーディオなどの高級装備が選択できなくなったことが引け要因。あまり売れていなかったんでしょうね。

そこで高年式中古のエクスクルーシブを探してみるも、結局希望するボディカラーの個体が存在せず魅力的だったC3も泣く泣く断念しました。

最後に出会ったのがこのクルマ

ヨメ氏こだわりの1台に巡り会えない・・・。そんな中で出会った最終候補はCITROEN DS3でした。

2016年当時、DS3はDSブランド独立化に合わせてフェイスリフトを実施。新バンパー・グリルに切り替わったのですが、それまでの端正なダブルシェブロン顔がメッキ多用のギラ顔になったことでヨメ氏も私も敬遠ムード。

ただ、C3よりも販売台数が多いであろうDS3は高年式中古車が豊富でした。フェイスリフト直後だったこともあり、ダブルシェブロン顔の在庫車や試乗車アップの中古がそれなりにあったことから、旧フェイスのモデルでも好みの仕様を探すことが可能でした。

CITROEN DS3を買いました

Audiから始まり308CC→208→C3を経たヨメ氏のはじめてのクルマ選びは、CITROEN DS3購入で幕を閉じます。購入したのは試乗車アップの高年式中古でした。このDS3については後日別記事で詳しくご紹介したいと思います。

それ以来、すっかりフランス車の魅力(と欠点)に触れたヨメ氏。DS3は諸事情で購入からわずか1年で泣く泣く乗り換えとなりおさらば。それから6年経った2023年、再びとあるクルマに激しくときめいてしまいます。いったいそのクルマとは何なのでしょうか??まだまだ続きます(笑

コメント

  1. HOPE より:

    DS3。

    私もこのクルマはここ数年の間、次期マシン最有力候補のひとつでした。
    私の場合は3ドアであることがまずは必須条件で、さらに3ペダルMTの輸入車となるとずいぶん候補が少なくなるのですが、そのうちのひとつがこのクルマだったのです。

    普通の人はこのクルマを知らないというマニアックなところと、走りに全振りしておらずスポーティ過ぎない雰囲気が良いなぁなどと思っていましたが、結局R53を買ってしまいました。

    後日別記事を楽しみに待ちます。

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