5008はメッキが命・・・?

PEUGEOT 5008
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納車直後の舞い上がりモードも終わり、ぼちぼち随所に手を付け始めた5008。その中で地味に気になっているのが、メッキモールの劣化です。フランス車らしく(※個人の感想です)あちこちに大きく目立つメッキパーツが多用されているのが5008の特徴なのに、それがよろしくない状態なのはとっても残念この上ありません。

自慢のメッキモールが台無し状態

ボディ各所のメッキパーツに目をやると、ほとんどの箇所が黒ずみ・変色を起こした状態になっていました。最初は『汚れかな?』と思い洗ってみてもさっぱり汚れは取れず、爪で擦ってみても変化なし。よくよく見てみると表面が腐食している様子。

特に状態が悪かったのはサイドのメッキモール。運転席ドアのモールには何かが垂れたような痕があります。変色もひどく、これは遠目で見てもけっこう目立つ状態です。

こちらは2列目RH側ドア。こちらも何かが垂れたような痕跡が残ります。全体的に黒ずみが残っているのも見て取れる状態です。こうなる要因はさまざまですが、液体が付着したような痕から考えると、アルカリ性のカーシャンプーなどメッキに攻撃性のあるものが垂れてしまったのだと推察されます。

中古車だからと言えば仕方ないですが、今回購入に合わせて『お付き合いで』コーティング施工を依頼しています。でもこの仕上げはやっつけだなぁ・・・。わざわざクレーム入れて再施工させるつもりはありませんが、これが普通であればそのうち信用無くしますよ。

対処してみよう

と、嫌〜な気分は忘れ、自力で少しでも綺麗な状態に戻して晴れやかな気分になります(笑

ピカールで磨く:歯が立たず

日本磨料工業 ピカール 金属磨き 300g 12100
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まず試したのは金属磨きの代名詞、ピカールです。クリーム色の液体には酸化アルミニウムが配合されており、我が家ではカーボンが付着したマフラーエンドの磨きなどに大活躍。今回もコレでイケるだろうと思い試してみましたが、結果は全く歯が立ちませんでした。長時間磨けばイケるかもしれませんが、もう少し研磨性の高いものを使った方が良いでしょう。

メタルコンパウンドで磨く:取れた

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だったらコッチで、と思い用意したのはワコーズのメタルコンパウンドです。こちらも金属磨きでは定評のある製品。価格もそこまで高くありません。ピカール同様、研磨材として酸化アルミニウムが配合された研磨剤です。こちらは軟膏のような半練りのコンパウンド材です。

ただし使用には注意が必要で↓

注意!この方法は推奨しません!!

このとおり。説明書きに『メッキ類への使用はできない』旨の記載があります。ですから、以下の内容はこのコンパウンドの特徴を理解して注意深く作業することを前提としてお読みいただければと思います。使い方を間違えると確実にメッキモールを研磨傷だらけにします。

作業手順はシンプル。事前に研磨部分を綺麗に洗い、砂利が付着していない状態にします。その上で研磨用スポンジやタオル・ウエスに研磨材をほんの少し(チューブの先端をタオルにチョン、と付けて残るぐらいの量で十分)つけて力を入れずにメッキモールを磨くだけ。多少のくすみが残ったとしても絶対に力を入れて磨いてはいけません。気持ちとしては『なぞる+α』ぐらいの力加減で、ひたすら少しずつ磨いていくのがベストです。

やり方に細心の注意を払って作業すれば・・・

結果はこんな感じ。ピカールでは取れなかった痕が綺麗になくなりました。全体的に付着していた黒ずみも綺麗になくなり、光り輝く様はまさに日本刀のよう。多少、ぽつぽつと黒い痕跡が残っていますがこれ以上磨くと研磨傷をつけてしまうと判断、深追いせずに仕上げています。

後ろ側もこんな感じ。ピンボケのように映っていますが、実際は黒ずみがなくなったことでやたらと光り輝く状態に変化しています。

ついでに各所のメッキパーツも磨いていきます。どのパーツも慎重に、力を入れすぎず、焦らずゆっくりと作業していきます。

フロントグリルも磨きます。磨く前は少しくたびれた様子のライオンエンブレムも、綺麗になって迫力が増しました(笑)改めてフロントグリルの細部をよく見ると、メッキ部とアルマイト処理された部分の両方が組み合わされているんですね。エンブレムも鏡面とヘアライン仕上げの組み合わせ。パッと見では気がつきませんでした。芸が細かいなぁ。

アップで撮るとこんな感じ。メッキ部は端部に少しだけ黒ずみが残っていますし、アルマイト部も少し白ぼけした雰囲気が残っています。もう少し磨けば綺麗になるのですが、メタルコンパウンドを用いた作業ではこれぐらいで済ませておいたほうが良いと思います。

オススメできない方法だけど、凄く綺麗になりました

5008のエクステリアで一番目立っているDピラーのメッキパーツも磨きました。面積が大きいので磨きすぎにはくれぐれも用心です。傷を付けないことを第一に考えれば、もっと良い方法(磨きすぎによる研磨傷が発生しない方法=メタル研磨材が入っていないコンパウンドでひたすら磨く)があると思いますが、私は多少の磨き傷があってもくすみが綺麗に消えればまぁいいかと思っていたのでこの方法で実施しました。

念のためですが・・・この方法は『傷が入る可能性が高いのでオススメしません』

ちなみに、メタルコンパウンドはルーフレールの腐食を落とすために購入したのですが・・・こちらはさっぱりダメでした。かなり腐食が進んでいるようです。スポンジヤスリで磨くしかないようです。うーん。綺麗にしたいけど、やりたくない・・・。

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