2019年11月からもうすぐ5年、我が家のF39 X2のローンも10月の残価支払をもっていよいよローン完済になります。
振り返ればこのF39は前車F56 JCWが不慮の事故で廃車となり、車両保険の新車特約でカバーされる保険額ぎりぎりで賄えるということで、事前知識ゼロで急遽購入したもの。買い替え希望のF54 MINI CLUBMANは新車が予算オーバー・ちょうどよい個体がなく、たまたま店頭にあった在庫車の中から選んだのがF39でした。
これは良い意味で裏切られました。事前知識ゼロで購入したのですが、MINIよりもコッチのほうがよっぽどゴーカートだなぁと思わせるほど尖った乗り味を持っているにも関わらず、見た目からは想像できないほど実用性が高い秀作だったのです。好きで買ったのではないクルマだったのに時間が経つに連れて気に入っていくという不思議な感覚で今日まで飽きずに所有できました。
X2継続決定、と思いきや
過去の車歴で比較的長い5年の所有期間中、何度か他車へ乗り換え検討もしています。結果から言えばそれなりに気に入っていたF39を手放したくなるほどの強い魅力を持つ新型車が現れなかったため、乗り換えをすることはありませんでした。そんな中、据置最終回を迎えるタイミングで新車に乗り換えるという選択肢があります。
今回は現金一括清算で進めていましたが、再ローン契約をすると金利が跳ね上がるため金利優遇されている残価ローンを組んで再び新車や認定中古車を手に入れる方法があります。(※いつまでもローンが払い終わらないという弊害もありますが・・・)選ぶモデルや乗り換えタイミングによっては良い購入条件を引き出すことも可能ですから、このタイミングは買い替えどきとも言えます。
ですが、乗り換えたいと思えるクルマがないというのが一番の問題。現行BMWラインナップにF39より大幅に優れていると思えるクルマがないのです。参考までにと新型U11 X2やU25 COUNTRYMANもチェックしてきましたが、どちらもパワートレインや車両構造はF39と大幅に変わっているわけではなかったため『だったらF39で十分じゃないか!』という結論に至ります。
前述の他車乗り換えについては、ヨメ氏が興味を示した車種をチェックしています。そのうちDS4とPEUGEOT RIFTERの顛末は記事にしましたが、それ以外にもVOLVOのステーションワゴンモデルも候補でした。しかしこれらのモデルもまた『わざわざ乗り換えるほどではない』と乗り換えには至りません。
現在、我が家は4人家族。2人の子供たちはまだまだF39の車体サイズ感でも何ら問題がありませんし、低い全高や取り回しのしやすいサイズという点では、以前ヨメ氏が希望したステーションワゴンに近いモデルであることから、我が家では早期に『F39続投は既定路線』という結論が出ていました。
もうひとつ、個人的にはR52や社用車オーリスなどの低年式車に触れる機会があったことで、ポンポンと新車に買い替えるより、長くじっくり付き合うカーライフも良いかもという心境の変化があったこともF39続投を後押ししています。リセールの良いクルマなら車検タイミング都度買い替えでも良いでしょうが、そうじゃないクルマを買うとしたら3年や5年で売却するのはもはやナンセンスなんじゃないか?と思っています。
新車から5年超え個体の整備予算はそれなりに?
であれば、大きな故障が起きない限り乗り潰そうと決意。盆を過ぎた頃から整備計画を立てていました。現在の総走行距離は4.6万km。購入時は1.1万kmでしたから、5年で3.5万km走行したことになります。ソニー損保調べによれば日本の平均(年間6,972km)とほぼ同等のペースです。
年間3万km走る社用車2台や車齢20歳を迎えたR52に比べ走行距離が伸びないため、メンテナンスは少し不足気味。オイル交換はCBS交換指示に従っていますが、それ以外のメンテナンスは消極的でした。そこで今回、続投が確定したこと+新車から6年経過しますから、保留していたメンテナンスを実施するタイミングに差し掛かりました。その内容としては、
- スタッドレスタイヤの新調
- Fr/Rrブレーキ交換
- バッテリー交換
- ワイパーブレード新調(Fr/Rr)
あたりが整備すべき項目と考えます。
まずスタッドレスタイヤから。既に買い替え推奨されるタイミングを超え、5シーズンも『だましだまし』使ってきたX-ICE XI3もいよいよゴム硬化が進んだため交換です。メイン運転者はヨメ氏ですから、多少価格が高くても安心できる銘柄を選びたいところです。ただし現在装着している225/50R18はちょっと難しいところがあり、メーカーによってはロードインデックス不足になる銘柄もあります。結果、次もX-ICEを選ぶことになるでしょう。
Fr/Rrブレーキは既にCBSから交換タイミングの予告が発出。ブレーキパッド・ローター両方の交換が必要になります。先にF60に装着したOE品のフィーリングの印象が良い(ただしブレーキダストは多い)ので、今回も同じMEYLE製のローター・パッド交換一択です。
ずいぶん前に交換を推奨されたバッテリーはいつかDIYで実施しようと思いながら長らく放置状態。最近になり始動前の電圧が12.0Vを下回るようになってきたので、もう交換が必要です。ブレーキと同じくこちらもOE品(VALTA)を購入し自分で作業するのが良いでしょう。
ちなみにさっさと交換しなかったのは、作業手順が非常に面倒だったため。構造上仕方がないにせよ、もう少し整備のしやすさを担保して欲しかったです。
地味にコストがかかるのがワイパーブレード交換。北海道の場合、夏・冬2セットの準備が必要になる上、純正以外の流通がほぼないのが痛く、総入れ替えるとそれなりのコスト負担になります。いい加減、ワイパーアタッチメントはメーカーの垣根を越えて共通化されないかなぁ。
このままボロボロになるまで乗り続ける覚悟・・・
結局、これら全てを新調すると25~30万円ぐらいの出費。想定はしていましたが額面にするとまぁまぁの金額。他の部位は車齢と走行距離から考えれば次の車検以降で良いしょうから、これらが終われば当面は追加出費はないだろうと考えています。
ここからは妄想の世界。これからも乗り続けるために現状で気になっている・機能拡充したいポイントも『いつか実現できるように』と検討していました。
まずやりたかったのが日本仕様では装備できなかったステアリングヒーターの装着。シートヒーターと組み合わせることで冬場でも快適に移動するために欲しかった装備です。ステアリングホイールとコラムカバーの交換+コーディングにより実施可能です。
同じく純正HiFiオーディオの一部のharman/kardon化、後期モデル用iDriveセンターディスプレイ(8インチ→10.25インチ化)などを考えていました。どれも新品パーツで揃えればとんでもない価格になるので海外eBay個人輸入でボチボチ揃えていくしかありません。
と、こんなことを考えていました。
クルマ入替は予期せずに!
じゃあ、ブレーキ交換からぼちぼちやっていくか・・・と思っていた矢先、我が家に急転直下な出来事が発生します。詳細省いてオチを言えば『F39よりも多人数乗車が可能なクルマに乗り換えが必要』になりました・・・。それに伴いあらゆることを検討しなくてはいけないのですが、ふとF39へのコスト注入を思い出した瞬間『あれ、もしかしてコレは今乗り換えの決断をしないと、ムダ出費になるかも?』と気がつきます。
年式と走行距離を考えればローン残債以上の査定額になるのは間違いないですから、これに整備予算も含めればまぁまぁの金額になります。ということで、クルマ買い換えのあれこれが始まります。
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