レンタカーの保険関係を考えてみる

ニッポンレンタカー レンタカー
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個人間カーシェアに起因するJCW事故のあれこれで、突然保険のあれこれを考えることになったHokkai_K2Oですが・・・時を同じくして、私が勤務する会社が日常的に利用するレンタカーについて、設定されている保険関係を再精査しようという動きになりました(ホント、たまたまのタイミングですが)

レンタカーの保険、確認していますか?

我が社は世間的には『お堅い業種』に属する会社なんですが、勤務内容としては『運送業の方ですか?』と思わず聞かれてしまいそうなぐらい、クルマ移動が多い働き方だったりします。と、いうのも・・・業務エリアが北海道全域をカバーしているため、毎週1,000km前後の距離を走り回って顧客へサービスを提供、という感じです。

で、その業務を支えているのはレンタカー。かつては社用車を人数分用意していた時期もあったのですが、車両の維持コストや駐車場代などを勘案すると、フレキシブルに台数を調整できるレンタカーのほうが有利では?という判断となり今に至ります。スタッフからも、常にクルマが綺麗な状態で配車されるため、掃除や洗車の手間が省けるところが良い、という感想。私としては・・・いろんなクルマが乗れることがこの上ないメリットです 笑

実は各社にばらつきがあった?

そのため、常時5台程度が稼働し、多いときには10台以上を稼働させることもあるため、複数のレンタカー会社と法人契約を結んでいる状況なのですが、折しも『運転におけるリスク関係を精査せよ』という上層部からの指令があったため、改めて各業者の補償内容を確認することに。そうしたところ、それぞれ多少のばらつきがあることがわかったので、記事にしてみました。

各社の補償内容

トヨタレンタリースの場合

保険・補償制度|トヨタレンタカー
トヨタレンタカーの公式予約サイト。万一の事故の場合に補償される、補償限度額の範囲をご案内いたします。

対人補償:無制限 対物補償:無制限(免責5万円)
車両補償:車両時価額(免責5万円) 人身傷害:1名につき3,000万円まで

ニッポンレンタカーの場合

ご利用のご案内|ニッポンレンタカー
ニッポンレンタカーをご利用いただくためのご案内です。レンタカー料金や保険・補償制度、キャンセル規定など、レンタカー利用に関する重要事項や詳細を記載しています。

【安心コース】
対人補償:無制限 対物補償:無制限(免責5万円)
車両補償:車両時価額(免責5万円または10万円) 人身傷害:1名につき5,000万円まで
【標準コース】
対人補償:無制限 対物補償:3,000万円まで(免責5万円)
車両補償:車両時価額(免責5万円または10万円) 人身傷害:1名につき3,000万円まで

オリックスレンタカーの場合

オリックスレンタカー 安心の保険・補償|レンタカー予約 オリックスレンタカー
オリックスレンタカー 安心の保険・補償についてご案内しております。オリックスレンタカーなら無料でロードサービスが付いて安心。さらに業界トップクラスの保険補償サービスをご用意しております。

対人補償:無制限 対物補償:無制限(免責5万円)
車両補償:車両時価額(免責5万円) 人身傷害:1名につき3,000万円まで

タイムズカーレンタルの場合

補償コースについて - [an error occurred while processing this directive]
補償・サポート。タイムズカーレンタルなら、会員登録するとレンタカー基本料金が最大20%OFF。豊富なキャンペーンと多様な貸出サービスをご提供いたします。

対人補償:無制限 対物補償:無制限(免責5万円)
車両補償:車両時価額(免責5万円) 人身傷害:1名につき3,000万円まで

(参考)タイムズカーシェアの場合

カーシェアリングのタイムズカー
タイムズから乗るカーシェアリング!タイムズカー。必要な時に自由にクルマを使えます!

対人補償:無制限 対物補償:無制限(免責0円)
車両補償:車両時価額(免責0円) 人身傷害:無制限

補償で選ぶとしたら・・・

各社の情報を見てみると、対人・対物無制限の設定がほとんど。大きな違いが、ドライバー自身と同乗者の補償(=人身傷害)に差があります。レンタカー各社の中で一番補償上限が高いのが、ニッポンレンタカーの安心コースで5,000万円の設定。その他の会社は3,000万円の設定がほとんど。一番設定が低いのがニッポンレンタカーの標準コース。まさかの最高・最低が同じ会社。というより、ニッポンレンタカーの標準コースは対物補償も上限があるので、あまり積極的に利用すべきではないプランに思います。

意外なのが、タイムスカーシェア。人身傷害については無制限の設定。これはマイカー代わりに高頻度で使う想定をしているからなのか、同じタイムスのレンタカーよりも圧倒的に手厚い補償となっています。ただしレンタカーと違い、会員資格取消ルールが厳密な上、搭載されているカーナビで急加速・急減速をチェックしているといったこともあるからなのかもしれません。

人身傷害補償については、下記のサイトがわかりやすく説明しております。

価格.com - 人身傷害保険とは?|自動車保険の基礎知識
人身傷害保険とは、契約車両に乗っている人(運転手を含む)が交通事故で死傷したときなどに、過失割合に関係なく実際の損害額を補償する損害保険です。ここでは、人身傷害保険の目的や補償内容、人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いなどについて詳しく解説し...
ソニー損保 自動車保険のよくある質問 | 自動車保険
ソニー損保 自動車保険のよくある質問・用語集。自動車保険のよくある質問にお答えします。

一般的に、有職者で扶養家族がいる場合、最低でも5,000万円ぐらいは必要。私の場合、試算するとおおよそ8,000〜1億円が適正額となります。その点から言えば、各社とも十分に賄える額とはなりませんので、その分は何かしらの補てんが必要になります。ちなみに、自分で契約している自動車保険でこれらをカバーするように設定してあります。(あとは、生命保険も同様に万が一に備えられます)

なお、我が社の場合、この10年間に発生した事故のほとんどが『自損事故』を占めています。特に、冬シーズンに事故が集中。具体的には、スリップして路外に転落したり、雪山に衝突したり、積雪路でバンパーを破損したり・・・というのがよくあるパターン。幸いなことに、事故で大きなケガを負ったり負わせたり、というのが皆無なのがありがたいところ。

ここ数年発売されたクルマは、著しく予防安全性能が向上してきていますが、未だに『冬道』という特殊事情に圧倒的に作用するものではありません。今回、レンタカー各社の情報が出そろった上で、特に高頻度で使用する会社さんとは補償額の当社独自設定が可能かどうかの問い合わせ中です。

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