R52復活計画|低速ファンレジスター交換

MINI R52
この記事は約4分で読めます。

MINIのあるある持病である低速ファンが死亡して・・・という記事を先日アップしましたが、北海道も急に暖かい天気になり、昼間は20度を超える日もちらほら。そうなると、高速ファンがバンバン回るようになります・・・。と、いうことで、当初は色々とまとめて作業しよう!と思っていましたが、まず先に電動ファンだけ直すことに。

ファンごと交換?それともレジスターだけ?

年式も古いので電動ファンごと交換しようか?と思いましたが、色々リサーチした結果、ファン自体はそれほど故障しないとのこと。一方でラジエーターを外さなくても修理できるリペアキットもありますが、構造がどうなっているかを知る意味も含めて、今回はレジスターのみ交換することにしました。

作業

作業工程としては、バンパー外す→バンパーキャリア外す→エアコンコンデンサー外す→ラジエター外す→ラジエーターに接続されているクーラントホース外す→電動ファンから古いファンレジスターを外して交換、という手順。みんカラに作業レポートが多数ありますので、そちらを参考にしながら進めていきました。

ファンレジスターの位置はココ。パッと見バラさなくてもアクセス出来そうな位置にありますが・・・バラさないと交換できません。

作業のコツとしては、ラジエーターの位置をズラす際にクーラントホースを外すことになるのですが、その際にホース内に残ったクーラント液が漏れ出します。そのまま流してしまって問題はないのですが、ホースに封をして作業したほうがラクだと思います。

レジスター交換に当たっては、交換前の壊れたレジスターを外す際に純正ワイヤリングを切断→新たなレジスターのワイヤリングに接続する手間がかかります。場所的にもかなり熱の影響を受ける部分ですし、それなりの電流が流れる場所ですので、きっちり接続が出来るようにしておかないといけないと思います。

途中、所用で作業を止めたので結果時間が掛かってしまいましたが、おおむね3時間ぐらいで完成でした。

全て組み戻す前に動作確認。交換前は配線を差し込んでも『さっぱり動かない』だったのが、今回は元気よく低速ファンが回ります!

さて、最後にホースを外した際に漏れ出た分だけクーラント液を足す必要がありますが、MINIはなかなかエアが抜けづらいクルマなので、ホースを取り外したすぐ横にあるエア抜きから補充しました。こうすることで、エア抜きの手間が大幅に省けます。

外したレジスターの状態

こんな状態。パッと見断線しているようには見えませんが、ボロボロですね。

交換後の様子

交換後ですが、水温の上昇がゆるやかになりました。ちなみにMINIはエアコンをONにすると低速ファンが回るようになっていますので、水温が上がるペースが落ちます。また、暖気が終わっても高速ファンが回る状況がなくなりましたので、高温になるタイミングがなくなったと思われます。一方で今まで回っていなかったファンが常時動作しているわけですから、多少うるさくなりましたが・・・。

さて、やはり熱による他の部品損傷が見られたので報告。ひとつめはラジエーターを固定している樹脂製ピン(ラジエーター上部左右にある黒丸の部品)ですが、取り外した際にツメが折れてしまいました。どうも、樹脂部品同士がガッチリくっついてしまっていた様子。

もうひとつは、ラジエーター上部にあるクッション材が劣化でボロボロ。スポンジがカタくなっており、ちょっと触っただけでボロボロと崩れるレベル。構造を見ると、ここにスポンジがあることで電動ファンの効果を高めているはずですから、何かしら対処をしたほうがイイ気がします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました