以前の記事で↓
記事内で、後期モデルはラジエター冷却ファンに対策が施されている!と記述しておりますが、我が家のR52さんは残念ながら・・・
低速ファンが死んでおりました
まだ寒い時期なのに高速ファンがちょこちょこ回るなぁと思い訝しがっていたんですが、エンジンルーム内のリレースイッチ箇所から動作確認したところ、うんともすんとも言わずでした。R50系の持病は後期でも治まらず、だったようです。
R50系オーナー内ではお馴染みのトラブル、というぐらいよく起きる故障です。
まず、ラジエーター冷却用ファンの話から。グレード問わず、ファンはふたつ装備されています。ひとつは水温が105℃を超えると起動する低速ファン(上のパーツリスト画像10番)もうひとつが112℃を超えた時に作動する高速ファン(同画像11番)があります。このうち、低速ファン側に装着されているレジスター(抵抗器)が経年劣化により動作不良を起こし、結果として低速ファンの動作が止まるというのがこの持病の概要です。
持病が発生すると、高速ファンのみで冷却することしかできなくなり、前述の通り水温がある程度上昇して初めて冷却がスタートすることから、真夏にはオーバーヒートの危険性が。また、エンジンルームに余裕がなく各所のパーツも熱に強くないため、これを放っておくとエアコンの効きも悪くなったり、パワステポンプやオルタネーターが熱で劣化し故障を早める可能性がありますので・・・本格的な夏を迎える前に直してしまおうと思います。
修理方法としては3つ。
- ファンシュラウドを新品交換:パーツNo. 17117541092
- 社外品のファンレジスター交換キットを使用
- 社外品のリペアキットを使用
当然、オフィシャルなのはファンごと交換の方法。パーツ代でおよそ15,000円強というところでしょうか。安く済ませるのであれば、社外品のレジスター交換キットや、リペアキットを利用する方法もありますが、こちらは万が一ファンそのものが壊れている場合は有効策になりません。
作業方法を検証する
さて、ファンの交換に当たってはそれなりに面倒な工程が控えています。オフィシャルな方法としては、
- Fバンバー、Fキャリアの脱着
- ラジエーター本体の脱着
- アンダーカバーの脱着
- クーラント抜き、再補填、エア抜き
・・・考えるだけで面倒な工程ばかり。と、ここまでやるのであればついでに他の作業もやってしまった方が良いと思われます。クーラント周りを弄ることになりますので、サーモスタット周りやウォーターポンプ周りも予防的に修理したほうがイイかも。
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