以前の記事に書いたとおり、R52を冬籠もりさせることに。社用車F60購入により、我が家の駐車スペースはキツキツ。夏場は問題ないのですが、冬場の排雪置き場が確保できないことから、来春までR52を他所へ預けることとしました。降雪期までまだ1ヶ月以上ありますが、9月以降は業務も忙しくR52に乗る時間がそこまで確保できそうもないので、先日、仕事がてら保管場所へ預けに。
冬場に乗る予定ないけど
雪が降って→溶ける頃まで完全におやすみになってもらうわけですが、流石にちょっとした車両移動等々で動かない状況になるのもマズイ・・・ということで、もう履く予定がなかったスタッドレスを装着しておきました。R52購入時に装着されていたX-ICE XI3は2016年製。製造年月から考えると、5シーズン目と思われます。溝こそありますが、既にゴムはカッチカチ。常用に耐えうる状態ではありません。ただ、車両移動と言ってもほんの数10mの移動程度の話ですから、サマータイヤままにしておくよりかはマシだろうと思い、サクッと交換。
それにしても、移動日は多少涼しかったと言えど、残暑を感じるそれなりの気温。普通のスタッドレスタイヤであればとても推奨されない環境での高速移動でしたが、何の問題も感じません。流石です。
そういえば初めての長距離移動だった
そういえば、ですが・・・購入後、こんなに長距離乗ったのはコレが初めて。長距離ランナーはX2一択だった上に、ボロさに起因する突然不動が不安だったため、ある程度修理してから・・・と思い控えていたわけですが、今回は高速道路移動を含めた300km少々を1日で走って参りました。(※私にとっては散歩レベル)
得た感触は・・・『そうそう、こういう感じよ!』
過去に乗っていたR50の記憶がオーバーラップしてきます。適切なサイズ感、地面からの距離感、小型軽量ゆえの軽快さ・・・色々な面で、走りの爽快さに関してはF56の比じゃありません。とにかく、運転が楽しいのです。じゃあ快適性はどうなのよ?と思っていましたが、思いのほか疲労感を感じません。初長距離ということもあり、気分が高揚した結果疲れを感じていない可能性もありますが、記憶の片隅に残るR50前期型に比べ、後期型となったR52の足回りの快適さはかなり良いレベルにあると言えます。でもたぶん、年式や走行距離的にダンパーが腐ってるような気もしますが・・・。あと、アンコがへたったシートもまだ許容範囲内。
驚くのが、エンジンとミッションの状態。妙な息つき症状は未だに改善されていない(改善メンテしてない)のですが、それでも高速走行時における挙動からするに、致命的な問題はありません。もっと言うと、ミッションの状態が思いのほか良好。ゲトラグ設計・製造の5速MT、やっぱりイイです。引っかかりやギクシャクが皆無。前期の「新品ですら動きが怪しい」ミッドランドとは大違い。あと、軽量小型なだけあって、旧時代のクルマながら久々に乗ると燃費が良い。ちょっと軽快に飛ばしましたが、こんなに良かったっけ?と思う数値でした(笑
総じて、2004年から16年・11万キロを経たクルマですが、味わいはボケつつも死んでいません。記憶していた「R50系の良さ」は今も変わらずでしたし、この個体ならまだイケます。
来年こそは大幅リフレッシュを!
さて、4月に納車されてから約4ヶ月間、我が家で過ごしたR52。1年目は外装を中心としたメンテ(というか純正戻し)を敢行して参りましたが、足回りや機関部のメンテは結局着手出来ずにいったん休止。心残りがぽつらぽつらと。
ですが、今回の長距離ドライブを経て『しっかり直せばまだまだ楽しめる要素がある』と再確認。屋根が開かない以外の大病がないというのがせめてもの救い、まだまだ鉄屑にしてしまうには早すぎます。まずは、MINIの要でもある足回りを中心にOEパーツをちょこちょこと調達し→来年のサマーシーズンまでにはR52本来の味に近づけたいなぁと思っております。
それでは、ひとまずおやすみなさい・・・。
コメント
冬眠ですか。雪の場所確保とは北海道ならではの理由に驚きです。R50はいいですね(R52ですが)。私もよく分かります。それ故、どんな新車が出ても乗り換えられないでおります。このクルマを降りる気にならないのです。
私のはCVTですが、シューンと非常に滑らかに走ります。これまでノートラブルです。世間では評判の良くないことは分かっておりますが、私の場合このクルマの魅力の半分はこのCVTにある、と言っても過言ではないと思います。劣化せずに保存できるモノならずっと乗っていたい、と日々感じております。
基本構造が比較的シンプルが故に、メンテさえしっかり行えばずっと乗っていられるクルマなのは間違いありませんね。
流通台数が多いため中古部品も比較的容易に手に入るのが良いポイントです。
同じ頃に販売されていた輸入車がどんどん現存数を減らしている印象がありますが、R50系はまだまだ現役で走っている個体が多い気がします。