我が家にR52が来た頃からずっと認識していたものの放置していたリアトップモール(トランクモール)のゴム断裂による破損。そのうち新品に…なんて思っていたのですが、新品パーツ代が恐ろしいほどに納得感のない高額商品のため『まぁ、そのうち』と放置。
ですが徐々に断裂が広がり、最近になり気温が一気に上昇した影響かモールが完全に浮いた状態にまで悪化してしまいましたので、処置をすることにしました。
さてこのモール、R52では良くボロボロになることで有名?なモール。全体的にゴム部品は耐久度がよろしくないのですが、特にこのパーツは劣化が激しいのです。中古車で販売されているR52を見てみても、この部分が綺麗な状態で販売されている個体の方がレアで、たいていは我が家のR52のようにちぎれているか、ゴムモールの各所がクラックだらけ・欠けてボロボロというパターンが多いです。
で、我が家のR52は年式的に言えばもっとボロボロでもおかしくないはずなのですが、大きく断裂してしまったところ以外は比較的綺麗な状態。もしかすると、1度交換されたのかもしれません。
なぜこんなに高いのか新品モール
さらに言えば、よく劣化して交換が必要となる箇所なのにパーツ代が想像以上に高いのも特徴。ネット通販での価格は7月現在で31,383円也。流石に機能パーツでもないモールにここまで出す余力はありません…。しかしなぜこんなパーツがこんなに高いのか…。
ケチケチ補修にチャレンジ!
ということで、ゴム接着剤を用いて簡易補修することにしました。近所のホームセンター店頭で売られていた接着剤のうち、自動車部品でも使われるクロロプレンゴムを配合したものを購入してきました。
モールの脱着方法
モールの脱着はトルクスネジを外すだけですので手間はそこまでではありません。具体的には↓
- 幌をローディングモードにする
- ハイマウントブレーキランプの固定ネジ4本を外す
- ブレーキランプを上にスライドさせ、配線を抜く(コネクターあるが持ち上げれば外れます)
- 左右それぞれ5箇所(※)ずつのトルクスネジを外す
- モールを引き上げて外す
5分あればモール脱着可能なほど簡単です。さっさとやればよかった(笑)
なお、上記のフローに「5箇所」とありますが、私のR52は4箇所しかネジ止めされていませんでした。もっと言えば右側に関しては3箇所しかネジ止めされておらず。で、この時点で気がつきましたが…やはり過去に交換されていたようです。で、さらに言うと『ストップランプ用ネジ』が誤ってモール側に装填されていました。長さが違うので気がつくはずなんですが…雑な施工してあるなぁ(笑
ブレーキランプのコネクタは中央にあります。外側には防水キャップがされているので見えにくいですが、コネクタ自体は単純に『刺さっている』だけの構造でツメで固定されていません。ランプ自体を上に引き上げると縁切りされるようになっています。その代わり、防水キャップ側が抜け防止の構造になっていますので、そのキャップを外せばすんなり取れるようになっています。
状態の再確認
外したモールはこんな感じ。ゴム製のモール部分は大きくちぎれておりかろうじて外側に配されているメッキモールでつながっている…という状態でしょうか。本来はゴム部とメッキモールの形状がピッタリと合って成形されているモノであるはずなのですが、メッキモールの弾性力が強いのか引っ張られるようにして断裂しているように見えます。
ささっと補修、こんな仕上がり
ちぎれた部分にゴム接着剤を流し込み、養生テープで固定して硬化するのを待ちます。ついでに断裂した箇所以外に細かくヒビが生じた箇所(ゴムモール部の上側)にも、裏側から接着剤を流し込んで補強していきます。説明書きには10分程度で硬化とのことでしたが、念のため1時間ほどこの状態で放置。
硬化後はこんな感じ。しっかりとくっついています。少しゴムがはみ出していますが、遠目で見ればあまりわからないのでこのままにしています。少し多めに補填して→硬化後に丁寧に切削していけば綺麗に成形できそうです。
完成図。遠目で見る限りは補修痕がほとんどわかりません。ちなみに取り付け時に前方のモールとの位置関係を微調整しながら固定しないとギャップが大きくなってしまいます。上の写真がその例です(笑)
機能的には元通りに仕上がったのですが、美観的にはメッキモールが少し歪んでしまっており力技で戻そうにもなかなか硬く、ビシッとした形状になりません。こうなると新品交換しか方法がないのですが…まぁこれで十分かな。
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