吹かなくとも飛びそうな小会社に訪れた繁忙期。当初想定していたよりもスーパーハードワークの連続となり、R52に飛び乗って現場行って戻って来て作業して・・・の繰り返しの日々。流石にブログを更新する余裕なんかありませんでした(苦笑
当初は社用車F60のサブとして・・・と思って運用し始めたR52ですが、やはり私の過走行っぷりは半端ではありませんでした。足回りリフレッシュ時のオドメーターは11.8万km。それが今や13万kmまであとわずか。やっぱり月3,000km以上乗り回したようです。お陰?で契約している自動車保険の距離制限を何度も変更する羽目に。
それはそうと、頭の中では「ああもうすぐだなぁ」と思いながらも具体的なアクションをしていないうちに車検の有効期限が迫っていました。「確か、4月中旬ぐらいだったよなぁ〜」なんて悠長に構えていましたが、改めて確認すると4月8日まで。この事実に気がついた時点で残り3週間を切っています。おっとこれは困ったぞという格好で今回はどうするかを検討開始しました。
ユーザー車検で済ますか、整備工場に入庫するか
昨年の足回り大工事の際、TECH+さんに車検整備が必要な箇所があるかを目視レベルで確認していただきました。その際の回答は『今回はすんなり通ると思いますよ』というアドバイスでした。そんなもんだから、すっかり気を抜いておりました。気をつけないと、期限切れのまま乗り回す羽目になっちゃいますね…。
で、重整備は不要という前提で、今回の車検は自分で済ませるか、もしくは業者に依頼するかを検討しました。前者は運輸支局でユーザー車検を受けるパターン、後者であれば重整備をしなくても良い前提で格安車検業者で済ませるパターン。どちらにせよ、今はあんまりカネを掛けたくないという魂胆です。
今まで所有していたクルマのうち、ユーザー車検で車検取得したのはR50のみ。それ以外は基本的に購入ディーラーに入庫して実施しています。R50をユーザー車検で通したのもえらく昔(10年以上前)なのでその時の記憶はほとんどなし。当時はやたらと緊張してさっぱり覚えていないんですけど、おぼろげに覚えているのはヘッドライト光軸テストに難儀し、予備検査場で整備してもらったことぐらい。
一方、格安車検で探すとコ○ックやガソリンスタンド併設の車検センターなどが選択肢になります。こういった業者がディーラーに比べて劣っているとは思いませんが、輸入車に精通しているという印象もないため、ケチるにしてもどことなく中途半端な気が。うーん。
やんわりケチってる理由
さて、『今はあんまりカネを掛けたくない』という理由ですが、これはR52を業務使用の第一線から退かせたいというものです。もともと『趣味車』としてR52を購入したわけですが、結果的に社用車として使うことになったのは以前の記事のとおり。
で、この車齢でこの酷使っぷりは常々『日々の運転は楽しいけど、ちょっと嬉しくない状況』と思っています。決して状態が万全によろしい個体ではありませんし、冬道に向いている車種ではないからです。全国ニュースでもさんざん報道されましたが、今シーズンの北海道道央圏における積雪と道路状況はかつて経験したことがないぐらいひどい有様でした。我が家周辺も例外なく、街中がオフロートトライアルコースの様相。X2ですら難儀する路面状況でした。そんな状況の中、車齢17年のご老体にはかなり厳しいコンディションだったと思います。むしろ、よくぶっ壊れなかったなぁと感心。もし足回りをリフレッシュしていなかったら、完全に追い打ちを掛けていたことでしょう。
で、もうすぐ社用車3号としてオーリス(こっちも老体か 笑)がやって来ます。当初は必要な整備を施してスタッフに託そうかと思っていましたが、シャチョの義母カーに誰が乗るのよ!と思い(笑)当面は私が運用することにしました。そんな状況が整えば、R52は前線から離脱しても大丈夫。もっとも、駐車スペースも限られているので、もしオーリスをメインに据えるのであればR52は一度お休みさせてもいいのかなぁと考えているところです。場合によっては、一時抹消でナンバー切ってもいいかもなんて考えていました。
以前所有していたR50については、2年ほど生活環境の制約で2年ほど一時抹消登録→再び保有できる環境が整った際にディーラーで車検取得+しっかり整備を行ったことがあります。2年も乗らない時期があると、それはそれでクルマは痛むわけで結構な重整備になりましたけど。今回もそのパターンで行こうかな?と考えていたところでした。
ですが、車検期限が差し迫った中で義母より『ヤリスの納車日がまだまだ先になる』との報が。そもそも半導体不足で遅いのに、先日の東北地方地震でさらに延びたようです。そうなると、R52とオーリスをすんなり入れ替え…というシナリオが成り立ちませんので、結局今回はユーザー車検で行く判断をしました。
車検前に整備しよう
さて、車検受験の前に日常点検レベルの整備点検を実施します。日常点検は使用者の義務として課せられている内容ですが、実際には「やっていない」ことが多いのではないでしょうか。その内容としては↓こんな感じ。
- ウォッシャー液残量、ウォッシャーの動作、ワイパー拭き取り状態
- ブレーキフルード残量
- バッテリー
- クーラント残量
- エンジンオイル残量
- タイヤ空気圧、タイヤの状態(残溝や亀裂など)
- ランプ類の球切れ
- フットブレーキの踏みしろ、効き
- パーキングブレーキの引きしろ、効き
- エンジンの掛かり具合
- 加速の状況
このぐらいの内容であれば、クルマを大事にされている方であれば日常的に目を光らせている項目がほとんどかと思います。で、以前足回り整備時に『次(さらに2年後)の車検の頃には…』と指摘されていたブレーキですが、現状はFr/Rrともにパッド残量OK。ブレーキフルードも規定レベルにありますので問題ありません。エンジンオイルやクーラント残量も規定値内で問題なし。バッテリーに関しても現状は問題ありませんが、経過年数的にはもうすぐ交換を検討する頃かと思います。タイヤに関しては昨年購入したばかりのスタッドレスタイヤでの受験なので問題なし。
保安基準適合という点では発煙筒の使用期限もチェック。で、R52購入時から車載されていたものはとうの昔に期限切れしてます。というか前回の車検時にも期限切れだったはずなんだよなぁ(笑)
気がついたら…リアフォグが割れていた!
そんな中、あれこれNGだったのが灯火類でした。まずはリアフォグランプ。仕事終わりで汚れまくりのR52を洗車機にかけ→水滴を拭き取っている際、何かがポロポロと落ちてくることに気がつきます。何かと思えば…レンズ部分が割れて落ちてきているではありませんか…!
思い起こせば1週間前。我が家の駐車スペース後部にそびえ立った雪山に刺していた除雪用スコップが融雪により倒れており、それに気がつかずバック駐車したら→何かが当たった「ような気がした」ことを思い出します。その際「おや?」と思いリアバンパー眺めてみたものの異変に気づかず。ですが実際にはピンポイントにリアフォグレンズをへし割っていたようです…。
で、割れたリアフォグを眺めて今さら気がいたのが、前オーナー?がご丁寧にLED化していたことを知りました(笑)中古購入時に趣味じゃないLEDテールライトを純正テールに戻しましたけど、まさかココまでLEDだったとは。社外品なのかハンドメイドなのかわかりませんが、これにてお役御免です。
で、バックフォグであろうともレンズが割れたままでは車検時に指摘されるでしょうから、ヤフオクで中古のバックフォグを購入。すぐに装着。
ささっと交換します。と行きたいところですが…いやな予感的中で、他の箇所と同じく純正配線にエレクトロタップ接続。。。場所的に水が入り込みやすいとこにエレクトロタップ使用はあんまり良い施工とは言えない気がしますけど。せめてビニテ巻くぐらいしたほうが良いと思う。そんなこんなでタップを除去→皮膜を保護し直した上で純正配線に中古バックフォグを接続→バンパーにはめ込んで終了です。
ナンバー灯、切れてますよ
バックフォグの破損を修理し『ついでに他の灯火もチェックしておこうか~』と気楽に考えていた矢先、気がつけばナンバー灯右側が球切れしています。そのまま乗っていては車検合格はおろか、整備不良で違反行為。赤灯つけたクルマに『おいでおいで』されてしまいますので、すぐに交換作業を実施です。
注意すべきは、バルブが国産車同様のスペックでない点。T10×37なのですが5Wの電球になるため、一般的なバルブではなく輸入車用バルブになります。たまたま近所のオートバックス店頭で2個在庫がありましたが、在庫がないお店もありそうです。
交換作業は簡単で、ナンバー灯のレンズにマイナスドライバーを差し込んで→中に差し込まれている電球を脱着するだけ。ただしスペースが狭いので指の太い私はちょっとだけ難儀(笑)それでも10分もあれば作業完了です。レンズがかなり汚れて濁っていたので交換したほうが良いかなぁ?と思うのですが、ネット通販見てみるとLEDバルブが組み込まれたレンズしか見当たりません。うーん。
ヘッドライト光軸はプロにお任せが吉
思いのほか整備箇所が多かった灯火類については、ヘッドライト以外問題なし。一番の鬼門?であるヘッドライトについては前述のとおり、以前R50(2003年型前期キセノン)のユーザー車検で難儀したポイント。R52はヘッドライトが後期型で構造が異なるのでいけるかな?と思っていたのですが、後期でもやっぱり不合格になりやすいようです。光軸調整機能が悪さをするという説があるようですが…。こればっかりはテスターがある環境で調整するのが一番の近道ですので、車検受験当日に予備検査場で調整してもらいましょう。
ワイパーアームのボルト丸出しはいかがか?
もうひとつ、以前から破損していた部分を修理。運転席側のワイパーアーム根元のカバーがいつのまにか行方不明になっており車体固定用のボルト頭がむき出し状態。コレは車検で指摘される事項かどうかはわかりませんが、錆びかけのボルトが見えちゃうのもなんだかなぁと思い、部品発注。ちなみに、年式によってワイパーアーム形状が異なるようです。ですので部品購入時にはお気をつけください。
私は上記の事実を知っていながらろくに調べもせず買ったので、こうなりました。
填まらない!!干渉する部分を切除して無理矢理付けようとしましたが無理でした…。残念ながら一切の互換性はないようです。仕方がないので強粘着テープで仮止め(笑)これではダメですね。
下回りの様子を確認しておく
車検では下回りの検査が実施されます。主に足回りやステアリングのガタつきや各部からのオイルやクーラント、フルードの漏れがチェックされます。昨年、大がかりな整備を実施した足回り関係は問題ないと思いますが、少し気になっていたのは各所からのオイル漏れです。自宅駐車場にオイル染みが出来るような漏れはないと認識していますが、前述の足回り大整備の際に整備工場の方から『車検には問題ないレベルのオイルにじみがある』という事実を指摘されていたので、現在の状況を確認してみました。
おっと…やっぱりオイルパンに滲みの痕跡が見えますね…。そのうちガスケット交換をしなくてはいけないようです。それに加えてミッションからもオイルが滲んだ痕跡が。シャフトシールが劣化しているんでしょうか。クラッチ劣化状態がイマイチわからない(総走行距離の割に調子が良いんです)のでいつ交換作業になるかわかりませんが、どうせならクラッチ交換と一緒にやってしまいたいところ。
写真ではわかりづらいですが、ドライブシャフトブーツは破れ・漏れ等なく問題なし。定期的にチェックしておきたいパワステ冷却ファンも正常に動作。前述のとおり、今年の北海道はひどく悪路だったので壊れていないか心配でしたが、大丈夫でした。念のため取り外して→きれいに掃除して再組み付け。
もっとも気になるのが、パワステフルードの漏れでしょうか。リザーバータンクから盛大に吹いたような痕跡はありませんが、オイルホースが相当に汚れています。接合部から漏れているのでしょうか。2年前のR52購入時にパワステモーターが新品になって我が家に来たのですが、その際にホース類は交換しなかったのでしょうかね。またモーター本体が壊れても困るので、そのうちタンク・ラインごと総取り替えを検討しましょう。(というか、この前の足回り大整備のときに一緒にやればよかったとうっすら後悔…)
錆びやすい箇所でもあるマフラーについては、穴開きこそないもののけっこうな錆びが。排気漏れこそありませんが、すでに外板に穴が空いてしまっています。このままではそのうち交換が必要でしょう。せっかくなら社外品に交換しちゃうのも手なんですが、もうほとんど流通していないんだよなぁ。
そんなこんなで、オイル滲みの痕跡はパーツクリーナーと高圧洗浄機を用いて綺麗し、いったん様子見です。これぐらいの状態であれば車検自体は問題ないと考えますが、いよいよエンジン周りの重整備も検討したほうが良いということはよーくわかりました。
色々チェックしたついでに
車検には関係のない整備。以前低速ファンレジスターを交換した際、ラジエター上部にあるシーリングがボロボロと崩壊しているという記事を書きましたが、そのうちに対処することを忘れてしまい今に至ってしまい…。そんな中、外気温が低い冬場でも高速ファンが断続稼働することに気がつき、そういえば塞いでいなかったなぁと思い起こし、作業しました。
ホームセンターにて高さ20×幅20mmのエプトシーラーを購入。これを使ってラジエーターとパネルの間を埋めていきます。元のシールの残骸を除去しパーツクリーナーを用いて綺麗にしていきます。幅20mmのシールを用いるとちょうどラジエーターの幅と一致するのでオススメです。向かって右側のファン動作注意の警告シール下部の隙間が大きい部分(切り欠きがカーブしている箇所)も重ね張りで埋めていきます。
ついでに一手間で、いつもお手本としてチェックしているみんカラの妖怪横歩き@MINIを弄って33万㌔さんの記事を参考にアルミテープで塞いでみました。我が家にアルミテープがなかったのでエプトシーラーと一緒に買いに行ったら黒色タイプが売られており、そっちで施工。パネルと同系色なので目立ちません(笑)で、施工してみた結果、高速ファンが動作しなくなりました。これは結構良い感じかも。
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