コロナ禍でモーターショーやイベントがことごとく中止になったことで、新型車のデビューもネット上で終わるパターンが数多くなってきました。そんな中、本日BMWより新型BMW X2 xDrive 25eが発表されました。
新パワートレイン搭載
今年1月、新型X1にPHEVモデルが追加設定された際、遅れてX2にもPHEVモデルを設定しますというリリースがされておりましたが、ついに実車がデビューしました。
搭載されているパワートレインは、125馬力の1.5L 3気筒ガソリンエンジンに90馬力の後輪駆動用モーターを組み合わせたもの。システム出力は220馬力に及びます。組み合わせ的には先にPHEVが搭載されている2シリーズアクティブツアラー225xeやMINI Crossover COOPER S E ALL4と同じですが、2車に比べ、B38A15Aエンジンの馬力が下がり(136→125)、モーター馬力が向上(88→95)しています。
なお、バッテリー走行はEUテストサイクル値で最大57kmとのこと。もちろんPHEVですので、エンジン走行も可能です。ドライビングモードを選べば回生ブレーキ強めの設定も出来るので、ちょっとした買い物や通勤であればEVとして使うという方法も現実的かと思います。
なお、EVモードでの燃費はWLTPモードで58.82km/Lという数値。しかも0-100km/h加速が6.8秒という俊足ぶり。また、MAX eDriveモード使用すると、135km/hまでモーターのみで走行可能とのこと。
しかしそれよりも注目なのが・・・
さて、ようやく登場したX2 25eですが、何か既存モデルと雰囲気が違うなぁと思ったら・・・何気にLCIされておりました。当初噂されていたものより、大幅な変化なし!(個人的には、ホッとしています 笑)
噂されていたグリルの大型化は、結局何も変わっていませんでした。変わったのは、バンパー部にあったフォグライトが廃止され、ヘッドライトに内包されたことでしょうか。もともとX2のヘッドライトは4灯式のように見えますが、内側(グリル側)はダミーだったので、機能的にもスッキリした見た目に変わりました。
ちなみに旧型のヘッドライト写真。パッと見の差異がほとんどありません。クロスカットのデイライトデザインもそのまま。
そういえば、コンセプトカー版はフォグライトがありませんでした。兄弟車のX1は先頃のLCIでグリル・バンパー・ヘッドライト・テールライトが刷新されたので、変化は驚くほど少ないのですが、そもそもX2が新世代のデザインを採用した第1弾だった、というのも変えない理由だったのかもしれません。
フロントフェンダーに充電ポート用のリッドが設置された以外の部分は、何も変わっていません。テールライトぐらいは変わるかな?と思いましたが全く変わっていません。ちなみにプレスフォトの25eはM Sport X仕様ですが、フロントフォグがない新型はX特有のフローズングレーのバンパーカバーがより引き立つので、好みが分かれそう。
前述の225xeやMINI Crossover SEは電動車両とわかる要素がたくさん散りばめられているのですが、こちらは本当にヒッソリ。パッと見で電動車だとはわかりません。
内装写真。日本仕様には設定のない内装トリムが使用されていますが、その他の部分はほぼ差異がありません。iDriveのディスプレイは2020年モデルで既に大型化されており、表示内容含めて変更されておらず。唯一、この写真で気がつく点としては現行X2とシフトレバーの仕様が異なる(電気式ではなく機械式?)ぐらいでしょうか。
メーターパネル。eDrive表示が追加されている以外は現行型とほぼ変わりありません。兄弟車のMINI Crossoverはオプションでデジタルクラスターメーターが用意されましたが、こちらはちょっとあっさりし過ぎに思うぐらい。
ちなみに新色フィトニックブルーメタリックはメディテラニアン・ブルーの置き換えになるようです。ほんの少し色味が変わっただけに思いますが、実物はどうなんだろう。
既にBMW本国サイトのコンフィギュレーターには新グレードxDrive 25eも含めたコンフィギュレーターが公開されていますので、気になる方はそちらもチェックしてみては。
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