R52復活計画|次はコレを整備しましょうか

MINI R52
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車検が終わると同時に北海道も春の兆し。例年より相当早く桜の開花宣言が出されるほどに暖かい今年は、GW明けに交換するタイヤも既にサマータイヤへチェンジしても問題なし。ほんの2ヶ月前はオフロードコースと化していた道路も一気に融雪が進み、雪の姿はどこにもありません。そして、ようやく足回りリフレッシュの効果をサマータイヤで体感する機会がやってきました。いやぁ〜この時を首を長くして待ち焦がれていたぁ〜(笑

待ちに待ったサマータイヤシーズン

そういえば、2年前にタイヤを新調してからの感想をまとめていませんでしたので改めて。

現在装着しているタイヤはトヨタ・アクアのOEタイヤであるDUNLOP SP SPORT FASTRESPONSE。コレ、結構侮れません。アクア用なのでてっきり低コロ系に仕上げられているのか?と思っていたのが、全くそんな素振りがありません。すっ飛ばしてもセンターの安定性はしっかりしていますし、思っていたより走行音が静か。グリップ感はそこまで高くありませんが、扱いやすいところでまとめられており、総じてバランス感が良いタイヤに思います。2年前の購入時は『まぁハズレでも、諦めがつく値段だし…』なんて考えていましたけど、これで十分満足です。

OEタイヤと比べて(記憶を辿る)

今まで175/65R15サイズについて(R50を含めて)履いた経験があるのは↓以下の銘柄。

  • MICHELIN Energy XT1(MINI OE)
  • Pirelli P3000(MINI OE)
  • ブリヂストン Playz PZ-XC
  • DUNLOP SP SPORT FASTRESPONSE

OEタイヤ2種類のうちXT1は『良く転がるけど堅い』、P3000は『乗り心地良いけど結構ヤワい』という印象。PZ-XCはその前に履いていた16インチ(非純正ホイール)に組み合わせた初代Playz PZ-1が思いのほか好印象だったのでいつもの15インチ7ホールに履かせてみましたが、まぁ悪くはないけど好みでもないという印象。

で、それらと比較してのFASTRESPONSEは…全般的にちょうど良いバランス感、というところ。そんな当たりタイヤがトヨタ・アクアに奢られているとは。ちょっとナメてました。そういう性質のクルマじゃないと思っていたので…(笑)

リフレッシュした足回りとサマータイヤの組み合わせは…

VINデータから初期状態の画像をば(本文にあまり関係なし)

で、本題。ようやくリフレッシュ後の状態をサマータイヤで走る機会がやってきました。

全体感からいうと…バッチリです!ようやく求めていた「本来の走行性能に戻った」というのがはっきり体感できました。特筆すべきは高速走行時の安定感と乗り味。リフレッシュ前は恐ろしくて100km/hはおろか80km/hが限界かな?と思うほどでしたが、足回りがしっかり機能してくれるようになったことで抜群の安定性と軽快さが戻ってきました。前述のSP SPORTの良好なバランス感もうまく作用してくれたことで、長距離ランナーとしても不満ありません。

具体的には、高速道路橋梁上でのジョイント通過時の挙動が完全に安定したこと。スタッドレスでもその恩恵は感じ取れましたが、サマータイヤで走ると全く不快になる挙動がありません。トタトタと軽快にこなしてくれるようになっただけでも感動ものです。

サマータイヤになったことで、峠道を少〜しだけハイペースで走ってみると、MINI特有の軽快なハンドリングが戻ってきました。SP SPORTのグリップは「そこそこ」なのであまり攻め込むような走りはできませんが、ステアリングの切り込みに対して素直に車体が動き、綺麗に曲がっていくようになっただけでとても満足。屋根が開くクルマですから、これぐらいの性能で十分かな。

で、ひとつ良くなると…次の良くないポイントが目立つようになります(笑

やっぱりブレーキは要整備

これは状態がよろしくない…

サマータイヤに変え、ペースを上げて走り回っていると「やっぱりコレじゃダメだなぁ」と感じたのがブレーキです。先日の車検こそ通過しましたが、フロントブレーキの状態がよくありません。購入当初から高速域からの強めブレーキ時に軽いジャダーが発生しフィーリングが良くない状態ではありましたが(その時点でダメだろ 笑)最近になり市街地走行時でのブレーキ鳴きが発生。そろそろ要整備ですね。

完全にレコード…

パッドの残量はまだいけそうなのですが、ローターの状況がよろしくありません。まるでレコード盤のような表面になっています。ブレーキは命に大きく関わる部分ですから、早めにパッド・ローターを交換しましょう。ちなみにリアはそこまで消耗しておらずパッドも新しめのものが装着されているので同時にやるか検討中。心理的には一緒にやってしまいたいんだけど…。

同時に検討したいのが、ブレーキフルードとフルードホースの交換。これも過去に整備されたのかが判らない(多分、やっていないでしょう)ので、今のうちに万全にしておきたいなぁと思っています。距離・経過年数を考えると、部品交換に加えてブレーキキャリパーのオーバーホールまで実施できれば完璧か。

ローターはOE品で良いですが、ブレーキパッドはどうしようか?と思案中。以前乗っていたR50はBOSCHのローターにFERODO DS2500を組み合わせていました。ストリートスポーツパッドの位置付けにある製品で、ストッピングパワーが増したことよりリニア感が高まったことの方が良かったなぁ。その代わりブレーキダストが多くホイールはすぐに真っ黒。ローター消耗も高めで。今回はどうしようかなぁ。

エンジンルーム内を覗き込んでみる

先日の車検まで半年ほど放置プレイだったエンジンルーム。ガソリンスタンドで洗車ついでにエアブロアーガンを用いてエンジンルーム内もせっせと掃除。改めて見てみると、エアクリーナーの蓋のツメがぐらぐら。プラ製パーツ類がいよいよ怪しい時期に突入しています…。

マウント類は(当然)状態OK

ウィンターシーズン前に交換したエンジンマウント。あれから1万km走りましたが、何も問題ありません。制振性も向上して良い感じは今も同様です。

個人的に改めて効果あったなぁと思うのは、エンジンマウントと同時交換したミッションマウント。シフトフィーリングが多少良くなったと感じます。コストはかかりますが経年車では推奨したいメンテナンスです。次はミッションオイルを交換してさらにフィーリングの改善を期待したいなぁ。

一方で経過を気にしているのがココ。R50系の泣き所・Frのストラットアッパーマウントです。OEM品を使用していますが、さすがに当時のモノより耐久性は上がっているだろう…と希望的観測。一方この半年間、オフロードコースさながらの雪道走行を続けていたので、アッパーマウントにどれだけダメージが蓄積されたかを気にしておりました。改めてチェックしてみましたが、問題ありませんね。シワ・ヒビ等もなくまだまだ大丈夫そうです。

パワステフルード周りは改善を検討

いつ漏れたんだ?

こちらは前回車検時にフルード漏れの痕跡を発見したパワーステアリングのフルード関係。2年前の車両購入時にパワステポンプが新品交換されたのであまり気にしていなかったのですが、改めて見てみるとポンプがぶっ壊れた要因が推察できます。クーラントリザーバーの下にある遮熱板に、フルードが吹いて漏れ出した痕跡が汚れとしてしっかり残っていました。

購入後からはパワステフルードリザーバーからの漏れの痕跡はほとんど見当たらなかったのですが、過去に一度吹いた痕跡がある限り、出来ればこのあたりもしっかり整備しておきたいところです。で、先日の車検前点検の時にも下側から覗くとホースの劣化があるように見えましたので、早めに交換に着手したいところ。

ボンネットのクリア剥がれが進行中+ライト光量不足

こちらは走行性能に何ら影響がないので後回しになっているポイント。遠目で見るとあまり目立たないのですが、ボンネットのクリア剥がれが進行しています。クリア剥がれは赤色系の宿命ではありますが、さすがにここまで来ると部分補修ではなく全面再塗装が現実的な解決法になります。けどさすがにそこまで予算はない…。また、車検時に指摘されたロービーム光量不足の要因でもあるヘッドライトの曇りも、定期的に磨いていますが根本解決していません。

修復よりも、交換?

一番クリア剥がれが進行している助手席ヘッドライト周辺。最初はビニールテープ大の剥がれだったのがあれよあれよと進行。もう全体的にクリア層が弱くなっているので、水分が入って→空気抵抗が大きくかかる箇所は一気に剥がれちゃうんですね。ちょっとした飛び石跡も同様にクリアが剥がれてきます。ついでに言えば、クリア剥がれの左側(ボンネットストライプの右側)にデカい凹みもあります。

狙うは状態の良い中古ボンネット。そっくりそのまま入れ替えを検討しています。他のパネルと色が合わない可能性もあるのですが、まぁそこはご愛嬌で…。ボンネットごと交換の方が板金塗装よりはるかに安く済みます。

ヘッドライトは外側が劣化していますが、内側(バルブ側)も曇っている状態なので、殻割りして綺麗にするか、業者で分解クリーニング済のASSYを購入するかの2択になるかと思いますが、DIYよりプロの手の方が良い気がするのでここは大人しくASSY購入で検討。

Aピラーカバーの浮き

あと、洗車していて気がついたポイントとして、Aピラーカバーが浮いてきています。押し込んでも戻ってくるので何かしらダメージがあるようです。簡単に外れるものではないと思いますが、高速道路走行時にすっ飛んでしまっては困りますので早めに対処しないとなぁ。でもコレ、クリップ留め?

あちこち劣化はあるけれど

今年こそこうなることを願い…

先日の車検記事にもある通り、もうすぐ車齢18年になるR52はかなりご老体。その割に機関系は比較的調子が良いので「良い意味で」困ります(笑)また、この時代のクルマにありがちな電装系のトラブルですが、こちらも何も発生していません。そろそろ窓が開かない・エアコンが効かないというトラブルが出てきても良い頃なはずなんですが、格安中古車で整備簿がないためすでに対策済みなのかがわかりません。

もうひとつ、購入以後一度もフルオープンにならない屋根もいつ修復作業しようか…なかなか仕事がヒマにならないので、夏になってからかなぁ。修復作業に必要となる『ブツ』はすでに確保済みなんですがとんでもなく重量級で場所を取ることから、保管場所=実家からは「さっさと退けてくれ!」と言われて続けております(笑

予算が許すのであればフルレストアレベルの修復に挑んでみたいところですけど、さすがにそこまでのお金は持ち合わせていませんので…普通に走って楽しめるレベル+そこそこの快適性を目指してもう少し頑張ってみたいと思います。

社用車3号が引き渡されれれば走行ペースが下がる予定ですが、いつになったら来るんでしょうか?(笑)それについては改めて。

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