R52復活計画|何とも言えないニオイを撃退だ

MINI R52
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R52購入当時から気になっていたものの長らく後回しにしていたことのひとつに、車内のニオイ・汚れがあります。中古車で経年車ですからある程度は仕方ない…と思いつつ、いつかはプロに依頼して綺麗にしてもらおうと思いながら丸2年。当時は『自分ではなかなか…』と思っていたですが、オーリス購入時に改めてリサーチしてみると機材を揃えられそうな気がしたので、モノは試しとやってみました。

我が家にあるお掃除グッズ

我が家のお掃除三銃士

そこまで掃除好きでもなければ潔癖でも細かい性格でもないのに、なぜか我が家にはお掃除マシンがいっぱい。このうちコードレス掃除機とマルチクリーナーは主としてクルマ用に購入したもの。改めてそのマシン達をご紹介。

マキタ コードレス掃除機 CL105DWN

車内清掃に限らず、ちょっとした自宅内清掃のときに活用しているのが工具メーカーマキタの充電式クリーナー。家電メーカーのモノと異なり業務用な見た目と使い勝手なのですが、肝心の吸引力が良く長らく愛用しています。上位機種のバッテリー脱着型(電動工具と同じバッテリーが使えるタイプ)は更に吸引力も強くオススメなのですが、価格がそれなりなので…内蔵型をチョイスしました(苦笑

ちなみにヨメ氏も結婚前に私に唆され1台購入したので、我が家はムダに2台も所有しています。1台は室内用、もう1台は室外(クルマ)用として使用。5年以上前に購入したものですが、バッテリーの劣化もあまりなく未だに活用中。ガシガシ使っても頑丈なところも良いです。

ケルヒャー SC2 EasyFix プレミアム

何年か前にふと『キッチン周りの頑固な汚れを綺麗さっぱり掃除したい!』と思い立ち購入。それ以来、あまり出番がなく…年に数回、気合入れた掃除のときに引っ張り出すぐらいしか活用していなかったのですが、今回はR52の車内清掃に大活躍!

ケルヒャーのスチームクリーナーは今更説明不要と思いますが、車内で使用するときはハンドブラシとマイクロファイバーカバーを用いて掃除するのがベスト。ただし、本革が使われている部分はスチームを当てるとボロボロに劣化してしまうので、シフトレバー周りやステアリングの清掃は要注意です。

我が家にあるのは付属品がいっぱいついているSC2 EasyFix プレミアムという機種。ケルヒャー=黄色というイメージですが、白いのです(笑)当時、家電量販店でとても安い値付けだったのですっごくおトクに買いました。ちなみに上位機種であるSC3との大きな違いは、SC3がフローヒーター式で水を入れたらすぐ使えるのに対し、SC2はボイラー式でタンクに水を入れてから数分待つことになるという点。そのため、ボイラーに入れた水が空になった場合、タンクフタが圧力低下しないと開けられない構造になっており、すぐに給水ができず数十分使えなくなるという欠点があります。

ただ、SC2でも30分スチーム噴射ができるようなので、よっぽどの大掃除でない限りSC2で十分に思います。30分以上もスチーム噴射する掃除のシチュエーション、ほとんどないです。どうせ掃除は休み休みやるものだと思っていますし(笑

ケルヒャー マルチクリーナー OC3

今回の室内清掃には活用していませんが、クルマ関係でよく使用しているのがこのマルチクリーナーです。この製品の特徴はバッテリーと水タンクが内蔵されているので、水道と電源がない場所でも水洗いが出来るという点です。我が家は集合住宅で、室外で水道と電源を使用したくてもホースやコードを延ばすことはちょっと現実的じゃないので、重宝しています。

さすがに水圧はそこまで高くありませんので、洗車に使うのはちょっと難しいですが、外装関係の作業前に少し水で流して洗う程度であればこれで十分対応可能。動作音もそこまでうるさくないので、近所迷惑にもならず良い感じ。欠点としてはタンク容量がそんなに大きくないので何度も給水が必要になります。バッテリーは1回の作業分は十分に持ちますので、あまり気になりません。

リンサークリーナーが気になる

さて、クルマ車内清掃でプロが使う機器としてお馴染み?なのが、リンサークリーナーではないでしょうか。わかりやすく言うと、霧吹きと乾湿掃除機が一緒になったような機械。これを用いることで、布製品を水洗いしながら綺麗にすることができます。

とはいえ、業務用モデルは素人がちょっと思いつきで買うには手が出ない価格帯。いくら布製品を水洗い出来ると言えども、そんなにしょっちゅう掃除するものでもありませんから…何万円も出せないなぁと思っていました。そんな中、2019年にアイリスオーヤマがリンサークリーナーを発売。参考価格12,800円という低価格で発売された機種ですが、やりたいことはこれで十分できます。

現在発売されているのは2機種あり、上位機種は水噴射が電動モーター、下位機種は手動という違い。私は下位機種のほうを購入。Amazonで販売されているRNS-300と型番がちょっと異なる「RNSK-300」を使用しています。Kが付されたモデルはホースが少し長い仕様になっています。

以前クリーニングしたシートの状態

さて、内装掃除といえばR52購入直後にシートのシミ取りは実施済み。あまりにダサイ見た目だったのでシミ取りだけ実施しましたが、経年車らしくあちこちがやんわり汚い状態。でも本腰を入れて掃除する時間(と気持ちの余裕)がなく今までだらだらと…。

運転席、目立つシミ
助手席にもうっすらシミ

で、そうこうしているうちに…冬場にR52を乗り回した結果、シートはこんな状態に。

汚れがシミをつくった?どうしてこうなるんでしょうか

新たなシミ!コレ、冬場どうしても乗降時にシート表面に雪が付着してしまうのですが、そのまま放っておいた結果こうなりました。シートヒーターついてるので、ホカホカさせて横着していたんですけど…しっかりシミになってしまい尚のこと残念な見た目に…。

また、内装の細かな溝やシートの端部などには、長年の汚れがビッシリと付着しています。で、この汚れ、ベタベタとした汚れで普通に拭き取ろうとしても取れません。茶色い汚れなのは何が原因か?シート内のウレタンが溶け出た汚れ?はたまたヤニ汚れ?謎は深まるばかり。

清掃実施!

コードレス掃除機で全体を軽く清掃し、掃除用具を駆使して全体を綺麗にしていきます。まずは前回も使用したバカ落ちルークリをスプレーして汚れを落としていきます。久々に使いますが、結果から言えばスチームクリーナーとリンサー使うなら洗剤で洗わなくても良かったかも…?

最初は真っ白だったマイクロファイバーカバーも真っ黒に!

お次はスチームクリーナーを用いて全体を拭き掃除していきます。これでシートやインパネ、内装トリムを拭いていきます。前述のとおり、素材によってはスチームをかけると劣化してしまうものがあるので注意しながら進めていきます。上の画像のとおり、車内全体をスチームを掛けながら拭いていくとあっという間にブラシカバーが汚れます。

写真を撮り忘れてしまいましたが、前述のベトベトとした汚れもスチームを当てながら拭き取ると1発で綺麗になります。威力はけっこう絶大で、これで表面に付着した汚れは大抵綺麗になりますね。

そしていよいよ新兵器登場。リンサークリーナーを試します。

手順は2つ。まず吸い込み口のトリガーを握ると霧吹き状に水が噴射されるので、すぐに吸い取ります。その上で再度水を噴射せず吸い取っていくのを繰り返すだけ。クルマのシートはファブリック下部にスポンジがあるので、手際よくやらないと水がすぐ染み込み思ったとおりの効果が出ません。

ドス黒い汚れが…。汚れの主成分は土砂に思いますが、それにしても凄い。

で、RNSK-300の感想。思ったとおりの作業結果は得られました。価格も手頃ですのでコレは買ってよかった。結果が全て…と言ってしまったほうが良いほどに汚れが落ちました。吸い込んだ排水タンクの汚れっぷりったらもう『こんなに汚れてんの?』と思わず引いてしまうほどの汚れ具合。吸い込み口の経路が透明になっているので、吸い込んでいるそばから汚れがバンバン流れていくのが快感です。

ただ、気になる点が2点。まず1点目として、作動音がかなり大きいです。ちょっと昔の掃除機か?と思う位のモーター作動音がします。当然、屋外で作業となるわけですが…ちょっと屋外で動作させるのを気にしてしまうレベルの音。で、その結果上記の写真のように本体を車内に載せてドアを閉め切って作業しています…。もうひとつが、下位機種だけの課題と思いますが、吸い込み口の水噴射が水平面にしか機能せず、バックレスト部(=垂直面)に水噴射しようにもうまく行きません。なので、別途霧吹きを用意しておくことを推奨します。

清掃完了

施工直後の画。スチームとリンサーでシートや床面が湿っていますので、十分乾燥させます。念入りに細部まで洗浄したので、この段階でもかなりニオイがなくなっていることがわかります。

施行後の写真しかありませんが、洗浄前はこのシートファブリックとその下のシートフレーム部の境目に茶色い汚れがビッシリとこびりついていたのですが、ご覧のとおり綺麗さっぱり消えております。しかしこの汚れの元は何だったんだろう…。

汚れが蓄積しやすいカップホルダー周りやサイドブレーキ周辺もこんな感じ。スチームを噴射した上ですぐにマイクロファイバータオルで丁寧に拭き取っていくことで、ラクに細部まで綺麗にすることができます。それでもパネルの隙間や小物トレイの縁などは汚れが落ちきらないときがあるので、スチーマーのアタッチメントを替えてスチームを直接噴射していくとガッチリ汚れを落とすことができます。

シフトレバーブーツやサイドブレーキブーツにはスチームしないように気をつければ大丈夫でしょう。スイッチ類も直接噴射しないように。

ダッシュボードはマイクロファイバーカバーを取り付けて仕上げていきます。場所的にホコリが溜まりやすいところですが、スチーマーでスッキリと拭き上げられます。素材によっては、スチームを当てることでベトベトになってしまうこともあるようですが、R52ではそうならずにスッキリサラサラに仕上がりました。

ちなみに、シートや室内のニオイはかなり解消されたのですが…エアコンにもニオイが染みついていることに後で気がつきました…。そういえばエアコンフィルターも長らく交換していないので、後日交換しましょうか。エバポレーターの洗浄も検討したほうがいいかな?

ファブリックに汚れが再付着しないように

小まめに掃除できれば問題ないのですが、今回も2〜3時間程度時間がかかったことを考えると、しょっちゅうに作業できるものではないなぁと思ってしまいます。また、シート自体も相応に劣化しており、表皮のファブリックも劣化が進行している中で、高頻度でやるのは気が引けるなぁと思ったり。

そこで、ファブリック自体に汚れが付着しづらくなるように一手間加えます。

ソフト99から発売されているクロスバリアという製品を試してみます。ファブリック表面にフッ素系コーティングをすることで撥水性機能を付与するというもの。撥水する=シミが出来にくいという効果に期待して施工です。作業はスプレーしてスポンジで拡げるだけ。効果は3ヶ月とありますが、どれぐらい保つかな。経過観察。

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