社用車選び|5台に絞ったハナシ

レンタカー
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社用車選びもいよいよ佳境。個人的には繁忙期である冬になるまでに買えばいいかなぁ〜なんて思っていたところ、件のコロナ禍により中古市場に反応が。

具体的に言うと、サプライチェーンの寸断により、特に輸入車の新車がさっぱり入って来ない。比較的在庫が潤沢にある(言い換えれば、売れていない 笑)メーカーの車種でさえ、どんどん在庫が捌けているとのこと。その結果、希望モデルの新車が買えず、結果、高年式の中古車に顧客が流れる現象が起きているとの声が複数のディーラーでの声。先行き不安だけどイイクルマが欲しい、と思う顧客も多いらしく、輸入中古車はむしろかなり売れている、という声すらあったぐらい。

結果、どこ行っても言われるセリフが、『決めないと、すぐ売れますから!』(※セールスの常套句 笑)・・・でも中古車の場合は本当にそういう動きしてるのがよくわかります。あ、良さそう!と思ってメモしておいた個体が結構な勢いでSold Out。特に日常ユースできる輸入車にはその傾向強し。と、いうことで選択肢を絞ります。

スバル レガシィアウトバック

ヨメチョイスではこれが1位。XVもフォレスターも良いですが、やっぱりトップ・オブ・スバルはイイクルマだと思います。

良い点:安全装備、長距離がラクな足回り、フルタイムAWD、『地味』さ加減

最新バージョンではありませんが、EyeSight関係の性能は他社の最新モデルと比べても劣っている点はほぼありませんでした。(言い換えれば、数年前から比べると他社モデルもかなり善戦してきているとも言えます)Limitedに限っての装備ですが、スタブレックスライドダンパーの性能は惚れ惚れするものがあります。

スバルお得意のシンメトリカルAWDも重要なポイント。やはりこのAWDシステムの安定感は他社のモデルより抜きん出ているポイント。最近はハルデックス系のAWDもだいぶ良くなりましたが、常時フルタイム駆動するこちらのAWDには勝てません。

それに加えて『ヨメ視点』での利点として、フラッグシップモデルなのに威張りが利かない見た目が最高!という意見も。普通に考えればマイナスポイントですが、創業したての社用車としては素晴らしすぎる位嫌味がないという意見。至極もっともな見方してます 笑

イマイチな点:味気ない内外装、一歩遅れたインフォテイメント系

『地味』さは一方でイマイチさを感じる部分でもあります。普段乗りなので、派手さは求めませんが、この内容であればずっと大事にされるというより、ゲタに成り下がる日もそう遠くない気がします・・・。(もちろん、大事にメンテして乗っていきますけど)

それから、ナビ関係は安全装備を完全機能させるためには、実質、ディーラーOPで用意されているDIATONEナビ一択となるわけですが、操作性や見た目は一歩後退。

VW Golf R(VII)

既に本国ではGolf VIIIがデビュー済み。新型Rももうすぐデビューの予定ですが、あえての熟成されたVIIのRも良い感じ。札幌市内に一箇所だけ試乗車の用意があるVWディーラーがあったので試乗してみました。写真も撮らず、短時間だったため記事化しませんが、結論から言うと『イイジャナイ、流石じゃない』とニヤつく1台でした。

良い点:走行性能、『Golf』であること

何と言っても走行性能の良さが一級品。電子制御満載のクルマですが、どんなときでも踏めます。というか、まともに踏んだらすぐに免許がなくなること請け合い。足回りも、試乗前はかなりハードか?と思っていましたが、思いのほか許容範囲。コンフォート設定にすれば街乗りも大きな不満はありません。ハンドリングも良好。

もうひとつ、VWのGolfであることもかなり重要なポイント。パッと見、高額車に見えないところがまた良いのです。もちろんクルマ好きの方が見れば、明らかにノーマルのGolfと違うことは明白ですが 笑

イマイチな点:特に見当たらないが、新車はもう売り切れ

不思議なことに、不満な点があまり見当たりません。装備も劣っている点はあまり見当たりませんし、本当によく出来たクルマだと思います。強いて言えば、エグゾーストの音がかなり低音重視で『目立つ』音という点でしょうか。(でも、個人的には限定車に装着されているアクラポヴィッチマフラーに交換を企んでいます 笑)

購入における留意点として、モデル末期ということもあり、新車を調達することはほぼ不可能。試乗したディーラーでも『グループで残り2台で商談あり』とのこと。って、もともと中古狙いなのであまり関係ないポイントとも言えますが、R指名買いの方であれば、状態が良く価格がこなれた中古にガンガン流れるでしょうから、良いタマの取り合いが起こりそう。

Peugeot 3008

良い点:特徴的で雰囲気の良い内外装

内装の雰囲気は本当に素晴らしい。特徴的なi-Cockpitは慣れるまで違和感がありますが、ヘッドアップディスプレイがなくてもメーターの視認性が良いので、個人的には嫌いではありません。素材の使い方や造形は他メーカーのモデルではあまり見受けられない独創さがあり、それが好印象です。DS3の時にも『良いなぁ』と感じたポイントですが、香りまでコントロールできる車内環境も好き。

ブランド認知度がそこまで高くなく、知られていたとしても非ドイツ車ということもあり、嫌味は少ないのもナイスポイント。

イマイチな点:4駆なし。若干見劣りする安全装備

AWD仕様がありません。今回の最終選考車で唯一のFF車です。Advanced Grip Controlが搭載されており、FFながらかなり走破性が良いという触れ込みですが、それでもAWD車を凌駕する走破性があるわけがありません。我が社の繁忙期はウィンターシーズンということもあり、年に数回は大雪の荒天に遭遇することもあるため、万が一の時の保険としてはAWD装備が欲しいところではあります。

※念のため補足しておくと、公道でスタックするような場面はほぼ起きません。むしろ公道でスタックする危険性があるときは、クルマに乗らず、安全な場所で待機するのが正解。スタックが起きるのは、降雪したばかりの駐車場や、道路脇に積み上げられた除雪後の雪山に乗り上げたときがほとんど。ちなみにこういうシチュエーションの時は、例えスバル車であっても積雪量によっては見事に腹をつっかえてしまい、スタックします。

Volvo V40 CrossCountry

昨年既に製造終了となり在庫販売が続いている1台。まだ試乗車の用意はあるようですが、乗れていません。

良い点:最終モデルならではの充実装備

Volvo恒例のClassicモデルが販売されていますが、贅沢装備がふんだんに奢られているのが良い点。ただ、わざわざ新車で買う必要性があまり見出せないのが、中古相場の安さ。デビュー直後のモデルは既に100万円前半で入手可能ですが、高年式のハイグレードも比較的安価で手に入れることが可能なため、わざわざ新車を買う気になりません。狙うは2016年のマイナーチェンジ後のT5 AWD Summumか、T5 AWD Classicの新古車あたりでしょうか。どちらもプレミアムサウンド(harman/kardon)が装備されているのが嬉しいポイント。Classicに至ってはパノラマガラスルーフも装備。

イマイチな点:モデルライフ7年経過

良くも悪くも、古いモデルであること。内外観ともに、もう流石に新鮮さはなくVolvo最新モデルのデザインテイストとは異なる見た目も見飽きた感がたっぷり。その弊害?は特に内装に表れており、SENSUS(ナビゲーション)は懐かしさすら感じるぐらいの見た目。安全装備関係はもともと先進的なものが搭載されていましたが、今やライバルが追いつき一般的になったものが搭載されています。

あと、明確にネガとなるのがトランクの狭さ。スタイリッシュさを優先したためか開口部も狭めでトランク容量もあまり大きくありません。仕事用荷物を積んだらおしまいとなってしまう容量は少し心許ないなぁというところ。

MINI Crossover COOPER S E

良い点:PHEV、装備充実

このクルマですが、試乗車が見当たらず実車に乗ったことがありません。ので、参考にしたのは個人的に信頼の自動車評論家の方の試乗記事から。バッテリーを搭載していることと、モーター時の駆動輪が後輪という点で、他のモデルに比べ動的性能が違うという記述が。ただし全輪駆動モード時と後輪駆動モード時の印象がかなり違う、という点は気になるポイント。

このモデルはPHEVですが、当然、我が家には充電設備がありません。なのでもっぱら、回生ブレーキがついているガソリンハイブリッド車として乗ることになります。(宿泊先では、EV充電が出来るところもあるので、活用は出来そうですが)

イマイチな点:安全装備はかなり微妙

ベースとなっているF56や、我が家のX2も同様ですが、安全装備は微妙です。まず、自動ブレーキ性能があまりよろしくありませんし、日本仕様にはステアリング補正の安全デバイスも削られているというオチ。ACCも「まぁ使える、かな」というレベル。ないよりマシの世界。

最終候補に残れなかったクルマ達

トヨタ C-HR

天下のトヨタが造るクルマとしては個人的No.1の車種ではありますが、それ以外に見出せるポイントがあまりなかったのが残念。後部座席に人を乗せることがほとんどないので、スタイル自体は何も問題ありませんでしたが、逆にそれが『好き嫌い』に影響するポイントでもありましたので、結局最後は選考から漏れました。個人的には、国産SUVでどれを選ぶか?と問われれば、たぶんコレかXVを選択することになるかと思います。

ホンダ ヴェゼルハイブリッド

このクルマは、長距離ランナーとしてはいささか性能不足。街中で乗るには良く出来たコンパクトSUVと思いますが、これを相棒にする気にはなりませんでした。そろそろモデル末期ですが、AWD駆動のハイブリッドSUVはまだそんなに多くないので、今後も売れるんでしょうね。次期モデルに期待。

スバル インプレッサ・XV・フォレスター

SGP世代のスバル車は日本車の中ではかなり良く出来たクルマが揃っていると思います。一方で、各モデルそれぞれ『デキは良いけど、ちょっと惜しい』感が残念なところ。言い換えれば、道具として考えればコレ以上のクルマはないのだけど、じゃあ所有しますか?となると、あと一歩の『推し』がない。それを言語化するのは難しいのですが、強いて言えば、やっぱりもうちょっと華が欲しい、と思うのです。SUBARUに求めるのは間違いだ!という意見もあるかもしれませんが、決して安くない買い物ですから、もう少し頑張って欲しいなあと思うのです。

Jaguar E-PACE

このクルマは共同経営者の希望で選択肢に。上記ラインナップからは若干クラスが違うクルマですが、当人曰く『前から欲しいと思っていた!』というので選考に入れました。が、根本的な問題として・・・

車幅NG

となってしまいました(笑)都市在住者には切実な問題です。ちなみに我が家は「郊外」在住者なので何にも問題ありませんけど(笑)と、いうことで、ディーラーで認定中古車を物色しただけで試乗も何もしていません。兄弟車のRANGE ROVER EVOQUEも気になる存在ではありますから、今後どこかで試乗してみたいなぁ。それにしても、1,900mmはちょっと乗る場所を選ぶクルマですね。

(番外編)小ネタ

参考までにと、こんな2台も乗ってみました。前者はH社の新型F。自腹でレンタカー24時間レンタルして乗り回してみましたが、ちょっと長距離ランナーの性能は有していないなぁという印象。ちなみにT社のYについても近所の販売店に試乗車があったので借りましたが、アジリティ高めになってて驚き。買わないけど。

後者のM社のDですが、顔がとんでもなく変わった新型をレンタル。これ、すごく良いクルマでした。乗り味も良いし、ミニバン型のネガがないし、ディーゼルエンジンのフィーリングも良く驚きました。ただ、ミニバン欲しい訳じゃないので・・・。T社のN/V/EやN社のS、H社のSより全然コッチのほうがイイクルマ。M社、ちょっと見直した!

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