経年車の悩みはいろいろありますが、外装関係で意外と『目立つ』のがヘッドライトカバーの劣化ではないでしょうか。車庫保管であればそこまで気にする必要はないのでしょうが、青空駐車一択の身としては避けては通れない道だと思っています。
R52については、何度か黄ばみ落とし作業を実施していますが根治には至らず。時間が経ったらまた作業の繰り返し。これは磨いただけでコーティングしていないことが要因なんですけど、内側にも汚れ？が蓄積してしまっている状態ですので･･･殻割りして磨くしか方法がありません。そうなっちゃうと素人にはお手上げ。状態のよいヘッドライトユニットを調達する選択肢しか残されていません。
一方、3号車オーリスのヘッドライトはロービーム部分はあまり劣化していない状態。ですが上側＝日光が当たりやすい側は黄ばみも発生している他、ハードコート層のクラックも少し出ている状態。こうなったらヤスリでハードコートを落として･･･の方法で改善するのが正攻法かと思います。でも、正直やりたくない･･･。
そう思っていながら、またお手軽ケミカル製品に手を出します（笑
リンレイ ウルトラハード クリーナー＆コーティング ヘッドライトカバー用
ホームセンター店頭で見つけたリンレイの商品を試します。単純な黄ばみ落としだけでなく、コーティング材もセットになった商品。外箱にはコーティングは2年間保つとありますが、どうでしょうか。コレをチョイスしたのは、店頭ディスプレイで施工動画が再生されていたのですが、クリーナーの黄ばみ落としっぷりとコーティング施工後の回復っぷりが凄苦『これなら･･･』と思ったのが理由。
クリーナーの威力が凄い
パッケージの説明どおりに作業を進めていきます。まずはヘッドライトを水洗いし磨き傷の原因となる汚れを落とします。その後、ヘッドライト周囲にマスキングテープを貼付氏ボディ・バンパー塗装を保護します。ちなみにマスキングテープは別売。
その上で、製品付属のスポンジにクリーナー液を垂らし→ヘッドライトに満遍なく塗布。すると、塗った瞬間から黄ばみがガンガン溶け落ちていきます･･･。以前R52に使用したヘッドライトクリーナーよりも落ちっぷりがイイですね。
クリーナーを前面に塗布したらすぐに付属のタオルで汚れを拭き取ります。あっという間に茶色タオルに変身。この付着ぶりは明らかに取れているなぁと思わざるを得ません！マスキングが必須だから溶かして落としているのは間違いないのですが、それにしてもすごい落ちっぷり。
コーティング剤を塗布して高い透明度に
いったんクリーナーを水洗い→拭き取りし、今度はコーティング材を塗り込んでいきます。再びマスキングを施し、付属のスポンジ（クリーナーで使ったものとは別のもの）に不織布を巻いて作業を進めます。コツは『厚く塗ろうとしない』ことでしょうか。パッケージにも重ね塗りをしないように書かれています。塗りムラが出てしまって再度上から塗ろうとすると、うまく乗ってくれません。
1時間乾燥させ→上塗りしていきます。1回目でムラがあったときには2回目でカバーするように塗ればOKとのこと。その後30分乾燥させて、完了です。
研磨なしでこの仕上がりは上々か
完成図。少し塗り筋が見えていますがおおむね綺麗に仕上がりました。さすがにハードコート層に出来てしまったクラックを埋めるほどではないため、透明感が増した分クラックが目立ちますね･･･。こればっかりは研磨しないとどうにもなりません。ただ、曇った眼が透明になった分、外観の印象が少し良くなりました。
R52にもやってみた
この商品、1台使い切りと記載されていますが･･･オーリスの作業を終えた時点で半分以上残量があったので何とももったいない。そこで、スポンジを使い回してR52にも施工してみました。作業手順は（当然）全く同じですが、MINIのヘッドライトはマスキングがちょっと面倒（笑
クリーナー塗布。これはやっぱり凄く落ちるぞ･･･
クリーナー塗布後の様子はこんな感じ。黄ばみは結構落ちますが、同時に曇りが目立ちます。この上にコーティング材を塗り込むことで透明感が戻ります。ちなみに塗るときは『欲張って塗りすぎない』が重要に思います。ベタベタと何度も塗ると、逆に塗りムラが起きてそのまま硬化してしまいます。オーリスでちょっと欲張りすぎたので、R52はうっすら塗りを徹底。
1回目塗布後。既にけっこうイイ線行っている気がする･･･！
2回目塗布→完了。ちょっと驚きの結果。オーリスよりも仕上がりが理想的！前回使ったケミカルよりも効果は高いのが明らか。パッと見の透明感は新車に近いレベルと言っても過言じゃありません。
施工手順は少し面倒ですが、その分効果も高くて良い感じ。同様の製品と比べると価格は少しお高めですが、試してみる価値はあると思います。今までヘッドライトクリーナーを試して『まぁこんなもんか…』と思った方であれば、その違いを実感できることでしょう。さすがはリンレイ製品。コレはかなりオススメです。
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