少しだけ乗り換えの気持ちもありましたが、結局我が家のF39は車検取得しあと2年はお世話になることになりました。ニュータイヤを購入した時点で乗り換え断念は既定路線のようなものでしたが、最大の理由は『どうしても乗り換えたい!』と思えるクルマが存在しないからです。
その辺の顛末は以前記事をご覧いただくとして、今回は2回目車検についてまとめます。
勘違いしていたこと
実は車検直前になって、ひとつ大きな勘違いしていることに気がつきました。以前記事に『2回目車検を機に延長保証が終了』と記載していましたが、正しくは『今年10月に延長保証期間が終了』でした。車検証と一緒にファイリングされている延長保証書を見て気がつきました・・・。
てっきり新車に付帯する3年保証+2年延長保証=新車販売時より5年間保証と思っていましたが、BPS車両は中古販売時より2年(車両によっては1年)+2年(または1年)の期間保証されるものでした。
新車からのカウントが適用されるのは、メンテナンスがパッケージとなっているBMW Service Inclusiveの2年延長プランのほう。こちらは新車登録時から3年+2年延長となるため、今回で契約期間満了となります。なんだかややこしいですが、とりあえずまだ保証は続くということにちょっとだけ安堵しました。
車検概算と実施内容
延長保証がまだ有効であれば、保証規定に沿ってディーラーで車検を実施しなくてはいけません。整備費用が高額になりがちなディーラー車検ですから、事前見積を依頼してから入庫したいところ。
ですが4月後半から業務が忙しく、ディーラーに連絡することもないままズルズルと5月末の車検切れ期日が近づくというオチ。結局、今回は事前見積りをせずにそのまま車検入庫となりました。
通常の車検整備内容に加え、今回私から対処を依頼したのは以下の2点。
- タイヤにビスが刺さっているので修理して欲しい
- 購入時に比べてサンルーフ部からの騒音が大きくなったので、調整して欲しい
・・・タイヤにビス??実は車検入庫日の朝に運転席側リアタイヤのトレッドにビスが刺さっていることに気がつきました。買ったばかりのタイヤにビスが刺さってるのはやっぱりショックですね。念のためヨメ氏に心当たりあるか聞いてみるも、異常は感じなかったとのこと。幸いにも刺さった箇所がトレッド中央部で、内部まで貫通するような刺さり方はしていないっぽい様子。
もうひとつ検証を依頼したのが、サンルーフからの騒音。購入時よりも風切り音が目立つようになってきている印象があります。ヨメ氏からも『まるでどっかの窓が少し開いているかと思うぐらいうるさい』という声があったため、車検入庫時に検証をお願いしました。
コーディングはひとつだけ戻してみた
さて、ディーラー入庫時に注意すべきはDIYコーディングの状況。昨年、社用車F60の車検時に『デイライトが車検要件を満たさない』という理由で有償リプログラミングが施されたのですが・・・後々になって気がついたこととして、iDrive上でデイライトのON/OFFが設定できる状態がNGだったのでは?と気がつきました。DRLのルール、確かけっこう厳しかったよな、と。
そこで今回はデイライトチェックボックスのみ元に戻し、あとはそのままの状態で入庫します。
ディーラー提示整備のうち見送りしたもの
先月はタイヤ、今月は車検と自動車税と・・・ここ数ヶ月、クルマ関連の出費が多いため、今回の車検は必要最低限なものに限定して整備をしてもらい、それ以外は後日対応することにしました。
まずはバッテリーの交換。新車から5年経過し交換時期と迎えたことでの提案でしたが、工賃含め74,580円と高額だったため、今回は見送りしました。これは後日、純正OEMのVALTAバッテリーを購入して自身で交換します。
もうひとつ提案されたのが、BSIの延長です。前述のとおりBSI契約期間が終わることから、再延長プラン加入提案がありました。今までのBSI内容と同じパッケージで2年間延長できるものですが、契約額は97,000円と高額。以前より少なくなった年間走行距離を考え、お断りしました。なお、元の契約期間終了後13ヶ月までであれば延長可能とのことでした。
入庫後に追加となった整備事項
当初は金曜夕方に入庫→日曜夕方に出庫の予定が・・・土曜夕方にディーラーより入電。何かと思ったら、車検整備時に運転席側ドアミラーの格納機能がご臨終したとのこと。入庫直前まではそんな素振りは全くなかったので「え?まじ?」と思いましたが、保証範囲内で修理とのことなのでそのまま修理してもらうことに。結果、入庫期間が4日延長となりました(笑
今回の車検費用
結果、ケチケチモードで実施したため想定していた金額で車検は無事完了しました。以下は車検費用の内訳です。
項目 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
【法定24ヶ月点検】 | |||
法定2年点検 | 26 | 1,320 | 34,320 |
CBS車両点検/SIA検査 | 2 | 1,320 | 2,640 |
小計 | 36,960 | ||
【車検付帯作業】 | |||
エンジン&エンジンルーム清掃 | 14 | 1,320 | 18,480 |
シャシクリアコートスプレー | 1 | 2,178 | 2,178 |
エンジン&シャシクリーナー | 1 | 1,540 | 1,540 |
ブレーキ&パーツクリーナー | 1 | 1,870 | 1,870 |
小計 | 24,068 | ||
【保安確認検査】 | |||
保安基準機器使用料 | 17 | 1,320 | 22,440 |
発煙筒 | 1 | 682 | 682 |
小計 | 23,122 | ||
【車検諸費用】 | |||
自動車検査印紙 | 1 | 1,200 | 1,200 |
技術情報管理手数料 | 1 | 400 | 400 |
自動車重量税 | 1 | 32,800 | 32,800 |
自賠責保険 | 1 | 17,650 | 17,650 |
検査代行手数料 | 1 | 19,000 | 19,000 |
小計 | 71,050 | ||
【その他作業】 | |||
ブレーキオイル交換 | 0 | ||
ガソリン添加剤 | 1 | 2,156 | 2,156 |
小計 | 2,156 | ||
車検費用合計 | 157,300 |
ディーラー車検ですから、こんなもんですね。ちなみにブレーキパッド残量・ディスク残量はまだ大丈夫。肝心のバッテリーもスタート容量が81%と劣化しているものの致命的な状態ではなかったことから、今回見送って正解だったかな。足回りの状態も問題ないとのことでしたので、あと2年は大きな出費なく乗られるかな?と思います。まぁ、新車登録から5年経ってますけど、たった36,000kmしか走ってませんからね・・・。
なお、タイヤについてはビスが刺さっていたものの貫通はしていなかったので抜いただけ(無償)で対処終了でした。ビスの刺さり角度が浅かったことが不幸中の幸いでしたが、ヒヤッとしたなぁ・・・。
サンルーフの騒音については、再現性なしとの回答でそのまま返って来ました。NVH関係の不具合は対処が難しいですね・・・。ただ、継続的に対応してくださるとのことなので、改めてメカニック氏に同乗してもらい症状確認をしていただくことになるかと思います。
また、ドアミラーの不具合については興味深い話がひとつ。どうやらモーター部に水が入ると動作が止まってしまうとのこと。ただしそのまま放置=水分がなくなると再び動作可能になるようです。ミラーの格納が動作しなくても手で動かせば何とかなりますが、困るのが副次的にパワーウィンドウも動作しなくなってしまうとのこと。
すなわち『ドアミラー格納状態で洗車するときは内部浸水に注意せよ』ということだそうです。
なお、今回はI-LEVELに変化なし(=コーディングはリセットされず)でした。やっぱりデイライトチェックボックスがNGだったんですね。OFFにすることはほとんどないので、そのまま乗りましょう。
ちなみに今回の代車はコレでした
ディーラー入庫おなじみの代車シリーズ。ヤリスかな〜と思っていたら、F48 X1でした。ちょっと意外。既に旧型となってしまいましたが、モデル末期MY2022の個体です。
以前お借りしたことのあるベーシックグレードと思いきや、xDrive 18d M sportでした。そのうえ、コンフォートPKG・ハイラインPKGが装備された仕様なので、新車購入するとそれなりの金額になる仕様です。これは意外というか・・・ラッキーだなぁ。
個人的に興味を持った部分だけ触れておきます。
F48最終モデルについては、ConnectedDriveやBMWリモートサービスなどの通信モジュールを用いた機能はアドバンスドPKGを選択しないと利用できません。このPKG、アダプティブLEDヘッドライトやヘッドアップディスプレイが含まれているため、かなり高額なもの。せっかく通信モジュールが搭載されているのに、これでは標準状態ではほとんど使い道がありません。
ちなみにアドバンスドPKGを選択しなかったら使用不可、というわけではなく、ConnectedDrive Storeでサブスク契約をすることで使用可能になりますが、年間9,900円かかります。
インフォテインメントついで、LCI後は日本でも利用可能(※要アクティベーション)となったApple CarPlayは最後まで35,500円の別途料金が必要なまま。もう進化が止まったID6を搭載しているんだから、それぐらい標準にしてくれれれば良かったのに。微妙にケチだなぁ。
愚息(5歳男児)にバカウケだったMシートベルト。F39には設定がありません。「M」名乗ってますが、見た目のとおりステッチが入っているだけなんですけど、子供はこういうの好きだよね。不思議なのがコンフォートPKGを選ぶとこの仕様になる点でしょうか。コンフォート・・・なのか?(笑
もうひとつ、コンフォートPKGを選択時に装備されるワイヤレスチャージング。実際に装備された個体に初めて出会いました。通常は小物入れとなっているアームレスト内部に非接触充電(Qi)ドックが搭載されています。ワイヤレスCarPlay使うとiPhoneの電力消費が激しいので、あればいいのになぁと思っていた装備です。
ですが、結果から言うと・・・私には不要装備でした。理由は単純で、使用しているiPhone(ケースに入れた14Pro)が走行中の振動によりドックの引っかかり部から外れて充電が止まるため。ケースから外して装着すれば問題ないと思いますが、それなら結局USB-Cケーブルで充電しながら使用したほうが良いというオチです。
そのUSB-Cポートについては、MY2019よりシフトレバー後方の小物入れに1ポート、リアシート用エアコンアウトレット下部に2ポート搭載されています。
それまでの仕様は小物入れにiDrive接続用USB-Aポートが備わっているだけでしたので、使い勝手がよくなっています。なお、iDrive接続用USB−Aポートは前方のシガーソケット下部に移設。位置的にはこっちのほうが使いやすいなぁ。細かい話ですが、供給電力は12Wのようなので急速充電はできません。
相当地味な変更点ですが、リアシートベルトリマインダーが搭載されていました。2020年の法令化に併せての変更でしょうか。エンジン始動直後、メーター液晶表示部にシートベルトの装着状況が表示されます。ただし乗員着座の有無は判断しておらず、単純にバックルにタングプレートが刺されているかどうかで表示しているだけ。警告音は鳴らないっぽい。
我が家ではリアシートに子供が座るとき、自身でシートベルトを装着するルールなのでコレはあると便利かも。コーディングで実装できるかな?
最後に、X2では選択できないファインウッドオークグレインマットトリムに注目。クルマのキャラ的にX2にはあまり似合わないかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で好きです。さすがに部品で購入してまで装着する気はしませんが・・・。
クルマそのものに関して殊更なトピックはありませんが、モデル末期なだけあって高い完成度を感じられるところが良いところ。AdBlue化されたディーゼルエンジンは相変わらず静かでトルクフルで印象が良いです。F48の代車に乗れるのも、これが最後かな。
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