2代目BMW U10 X2が登場

BMW F39
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先代モデル登場から5年、2代目となるU10 BMW X2がオフィシャルデビューしました。

他のBMWモデルと同じく、新型は内燃機関(ICE)モデルと電動車(BEV)の2モデルが当時発売。メカニカル部の基本構造は同じプラットフォームを採用するU11 X1と同じ内容となっていますが、先代モデルと同じくエクステリアは完全なオリジナルの仕立て。X1に対しよりスポーティな装いなのは変わらずですが、その見た目は先代モデルから大きく変わりました。

新型は日本でワールドプレミア!

2代目X2のワールドプレミアの場所に選ばれたのが、10月26日から開催されるJAPAN MOBILITY SHOWです。BMW新型モデルのワールドプレミアが日本で実施されるのはかなり久しぶり。そのモデルがX2なのは、純粋に嬉しいですね。

外観は最新BMWデザイン+クーペライクに

エクステリアはベースとなったU11 BMW X1と似ている・・・と思いきや、全くのオリジナル。X1よりエッジが強調されたフロントグリルがとても目立ちます。事前情報のとおり、F39のハッチバックスタイルからX4やX6と共通のクーペスタイルになり、先代の流れを一切感じさせないものになりました。横長のテールライトやナンバー位置が先代のイメージを多少残しているでしょうか。

一方、先代F39ではデザイン上のモチーフとされていたM仕様のフローズングレー色アンダーパネルやCピラーに埋め込まれたBMWエンブレムなどのモチーフは完全に廃止されています。フェンダーアーチ含めてボディ同色となっており、前述のボディスタイルの変化と相成って雰囲気は大きく変わりました。

外観上の目立ちポイントとしては、フロントグリル周囲のイルミネーションでしょうか。これまではグリル全体が光るIconic Glowがありましたが、現行7シリーズから採用されたイルミネーショングリルトリムがX2にも採用されています。個人的には・・・別に光らなくていいなぁと思ってしまいます(笑

ちなみにM35iには21インチホイールが新採用。このボディサイズに21インチ要る?と思ったりしますが、合わせてオプションで19インチブレーキ(!)も追加されており、それを収めるための大径ホイールなんですね。いやはや・・・。

F39 X2U10 X2数値差(参考U11 iX1)
全長(mm)4,3604,554+1944,500
全幅(mm)1,8241,845+211,845
全高(mm)1,5261,560+341,616
ホイールベース(mm)2,6702,692+222,692
トランク容量(L)470515+45490
※本国値での比較

ボディサイズはやや拡大されています。全長が大幅に増加し少し高くなりましたが、全幅とホイールベースは僅かにサイズアップ。この傾向は先に発表されたU25 MINI Countrymanと同等です。全長が伸びた分はトランク容量の増加に充てられているようです。

F39も見た目とは裏腹にラゲッジ容量は大きかったので、さらに使い勝手は高まっているでしょう。気になるのが、容量は大きくなったもののクーペスタイルを採用したことでトランクアームが天井側から生えている点です。写真では奥行き感がわかりづらいですが、開口部は斜め方向に拡がっているでしょうからさほど問題ではないと思いますが・・・。

サイドから見ると今回の変化がよくわかりやすいでしょう。比較のため新旧モデルを重ねてみました。こうしてみて気がつくのは、グラスエリアやルーフラインはほとんど変わらず・・・というよりほぼ同一なこと。ピラー位置もほとんど同じ位置です。パッケージング設計はほとんどそのまま継続とみて間違いなさそう。まるでビッグマイナーチェンジか?と思うぐらいに相似しています。

大きな変化はCピラーから後ろで、F39はハッチバック然としたラインですが、U10は延長されたリアオーバーハングに合わせ、なだらかなラインを形成しています。トランク容量のアップに伴いリアオーバーハング延長となり、それに合わせるべくラインを引いたらクーペライクな格好になった、というような設えです。

フロント側のオーバーハングもわずかに増加。それに合わせてフロントフードも延長されボンネット先端が切り立った形状になっています。それによりフロントフェイスの迫力がより強調されています。リアオーバーハング延長に合わせてバランスを取るために伸ばしたような形状とも言えます。

各種装備は格段にレベルアップ

先に発売されたU11 X1と同じく、内外装の装備レベルは圧倒的に進化。最新のドライビングアシスト機能が多数搭載されるだけでなく、今まで日本導入がなかったアダプティブMサスペンション、個人的には羨ましいHarman/Kardonサラウンドシステムが選択出来るようになったことも注目ポイントです。

インテリアに関してはX1と共通意匠のものですが、マテリアルや装飾で差別化されています。M35iはさらに内装が上級に仕立てられており、ダッシュボードやドアトリムにアルカンタラが配されているのが個人的にツボです。シートはMアルカンタラシートの他、レザーシートとレザレットの設定。ヘッドレスト一体型のシートはM35i専用シートです。

他のモデルと同じくBMWカーブドディスプレイが装備されたことで内装は一気に近代化。既報のとおり、このU10 X2からiDriveがそれまでのLinuxベースのものからAndroidベースのiDrive9へ切り替わっています。U25 MINI COUNTRYMANにも搭載されているこのシステムは、Androidベースとなったことでサードパーティ製Appの動作が可能になることで車内インフォテインメント機能を強化していくことを想定しています。引き続きApple CarPlayやAndroid Auto機能も搭載されています。

F39オーナーとしては大幅に現代化した内装と装備は羨ましい限り。先代モデルもデビュー当初はCセグモデルとしては高級感を感じるものでしたが、5年も経つととても古くさく見えてしまいます。モデルライフ途中でiDriveモニターがサイズ拡大しましたが、進化したのはそれぐらい。言い換えるとほぼ同じ設えで5年継続するのも珍しいかも。

ローンチ時のパワートレインは4種類

今回のローンチ段階で発表されたパワートレインはBEVモデルのiX2 xDrive30・X2 sDrive20i・M35i xDrive・sDrive 18dの4種類。兄弟車U11 X1の日本仕様にはxDrive 20i・xDrive 20dの設定があるので、これらは後日追加発表されると思われます。

注目は、M35i含めてICEモデルは全車7速DCTが組み合わされていることです。今までUKL2プラットフォーム採用車のうち、最大トルクが300Nmを超えるディーゼルモデル・300psオーバーB48C20エンジン搭載車は7速DCTの最大許容トルクを超えてしまアイシン製8速ATが搭載されていました。が、今後は全車DCT(MAGNA=旧Getrag製?)に切り替わっていくのでしょうね。それに合わせてエンジンの最大トルクが400Nmに減少しています。

今回発表のICEモデルのうちsDrive20iのみ48Vマイクロハイブリッドを搭載。M35iとsDrive18iは非搭載となっています。日本仕様の詳細はまだ公開されていませんが、U11 X1についてはxDrive 20i非搭載・xDrive20dに搭載されていますので同じ扱いになるのでは?と思います。

アダプティブサスペンションは上級モデルが採用する電子制御式ではなく、周波数感応型のダンパーが用いられた簡易的なもの。日本でもアダプティブダンパーが選択できたF系MINIの場合、発売当初は電子制御式でしたがLCI後に周波数感応型ダンパーに置き換えられています。日本のサプライヤーではKYBが開発した可変ダンパーの評価が高いですが、U10/U11はどこのサプライヤーのダンパーなんでしょうか。一度試してみたいものです。

でも・・・買わないかなぁ〜

今年車検取得したばかりというのもありますが、個人的にはコレに買い替えはきっと無いだろうなと思っています。内外装や装備は格段にレベルアップしているのは間違いないのですが、どうも最近のBMWデザインは好きになれません・・・。

デビュー当初は異質と思っていたF39のボディスタイルは5年も経てば普通のもの。U10へ切り替わるに当たってはパッと見て「やり過ぎ」な印象を抱くぐらいのものがちょうど良いのかもしれませんが、個人的にはF39のプロポーションのほうが好みです。また、機械式立体駐車場にギリギリ入庫できるサイズも利点で、都市部在住者にはありがたいポイント。U10日本仕様も入庫可能サイズに調整するのでしょうか?

もうひとつが新車価格の高騰。世界情勢を鑑みれば仕方がないのですが、あまりに高額になってしまいました。その点、F39からU10にするとしても、強く買い替える要因になるポイントに欠けているような印象を受けます。と、いうより・・・次のクルマはBMWでもMINIでもないような気がしている(笑)いちおうショールームデビュー時には実車をチェックして来ようと思います。

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