R52が9回目の車検でして(後篇)

MINI R52
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前回の続き。工場指定日に入庫し、無事車検取得完了しました。今回はそれなりにお金かかっちゃいましたが、あと2年はお世話になります。

車検作業項目と費用まとめ

参考までに、今回の車検費用明細をまとめておきます。

項目部品代税金/技術料
自動車重量税37,800
自賠責保険(24ヶ月)17,650
印紙代2,200
車検代行手数料11,000
保安確認検査料5,500
定期点検及び継続検査33,000
ブレーキフルード交換1,9306,600
オイルフィルターハウジング交換8,96722,000
ファンベルト取替1,9806,600
フロントブレーキローター・パッド交換16,11513,200
フロントドライブシャフトブーツインナー交換4,47513,200
フロントブレーキホース左右交換5,5006,600
リアブレーキホース左右交換5,5006,600
リアスタビライザーマウントブッシュ交換2,1456,600
エアコンフィルター交換2,7503,300
ハイマウントストップランプ交換17,7892,200
ショートパーツ1,100
合計275,501

当初点検・見積どおりの内容となり、追加作業は発生していません。パーツ代はOEパーツ活用で安く上がりましたが、工賃は15万円弱とそれなり。ハイマウントストップランプやエアコンフィルターについては面倒がらず自分でやれば良かったものもあり、時間に余裕をもっていればもう少しケチれたかもしれません・・・。

それにしても、以前実施した足回りリフレッシュ時に比べればやっぱり工賃が格段に高くなりました。これは時代の流れなんでしょうけど、自身の感覚値がそれに追いついていませんね。人工賃が高いのはどの業界でも当たり前になってしまいました。その中で当社は・・・(以下略

ようやくまともな状態になりました
ブレーキホースも新品、交換済みのドラシャインナーブーツも

今回の整備内容は地味なものばかりなので、車検後の印象はほとんど従前と変わらずでしたが、唯一明確に実感できたのはヘッドライトが明るく感じたこと。そういえばヘッドライトユニットを交換した後に光軸調整していなかったので、少し下向き気味になっていたのかもしれません。ひとまずは不安要素だったブレーキがビシッとしたので安心して乗れます。

次の車検までにやっておきたい事項

さて、今回は作業を見送ったものの中で、次の車検までに実施しておいたほうが良い箇所をリストアップしておきます。ここに記載するもの以外にもやりたいことは山ほど残っているんですが・・・まぁ予算の兼ね合いも考えながらですね。

ミッションオイルの交換

本当は一度やったほうがいいだろうと思いつつ、今回すっかり忘れていたのがミッションオイルの交換です。かつて所有していたR50はミッション(ミッドランド製MT)の調子がイマイチで、引っかかり・シフト入らずが多発していたため1年に1回は交換していましたが、今回のR52のミッション(ゲトラグ製MT)は比較的調子が良く、中古購入から今に至るまで無交換です。

BMWの整備マニュアルでは『ミッション修理しない限りは交換不要』とされています。生涯無交換でOKとしていますが、15万kmを迎えるに当たっては1度交換してもバチが当たらないと思います・・・。

ついでに、ミッションついでにずっと気になっているのはクラッチの消耗度合い。中古購入時に整備簿がなく交換歴が不明です。無交換であればもう寿命を迎えていてもおかしくない頃合いなのですが、減っている印象がそんなにありません。

劣化の早いエンジンマウント

お次はエンジンマウント。交換から2.5万km走行した現在、エンジン左側の液封マウントからオイルが漏れ出してきています・・・。ちょっと劣化が早くないか?と思うのですが、オフロードコースさながらの冬道をガシガシ走った影響かもしれません。この箇所のみ交換であればDIYでも作業できそうなので、そのうち交換したいところです。

ボロボロもいいとこなフロントバンパー

こんな状況下でむりやりクルマを前進させると、ナンバーベースが壊れます・・・
買ったときからこんな状態。というかタッピングビス固定ってのも・・・

これは走行にさほど関わらない部分ですが、早めに対処が必要な不具合。フロントバンパーの劣化が激しい状態です。クリア剥がれで残念な見た目になっているのはいいとして、ベースとバンパーの固定部(純正自体がタッピングビスで固定・・・)も破損しており、ネジ穴が拡がってしまっています。

追い打ちをかけるように、積雪時に積もった雪でナンバーを引っかけてしまい、フロントナンバープレートベースが破損。今は応急処置でナンバーが落っこちないようにしていますが、出来れば状態のよいバンパーにごっそり交換してしまいたいところです。

サマータイヤはそろそろ交換が必要か

中古購入と同時に調達した2018年製 DUNLOP SP SPORT FASTRESPONSEもそろそろ寿命。まだ残溝はあるのですが、サイドウォールに微細なヒビが見受けられるようになりました。これぐらいのヒビであればまだ致命的な状態ではありませんが、7年目ですからそろそろ新しいタイヤに交換しても良い頃合い。

この銘柄、それなりに気に入っているので次も新車外しモノを買おうと思ったら・・・以前よりあまり出回っていません。自宅近くの某中古パーツ店にあったものは、以前購入したときよりも明らかに高い値付け。というところで私の中の何かが引っかかっています(笑)新品相場とそう変わらない値段なら、他の銘柄にしようかなぁ。

各モール・ストリップの交換

交換した幌のストリップはこんな状態。流石に旧幌のもののほうが状態が良かったので移植しましたが、結局ボロいのは変わらず。

最後は経年車であれば必ず課題になる各種モール・ストリップです。走行安定性にはそこまで影響しないので急を要しませんが、部品欠品になる前にやっておきたい項目。R52ならどの個体でも発生するリアトップモールはもちろんのこと、ソフトトップの密閉性にかかわるAピラーシーリング、ドアウィンドウ周りのウェザーストリップなども一度は新品にしたいところ。

問題はこれらの部品価格が尋常じゃなく高価というところ。その上部品価格自体も値上がりの連続で、いつの間にか倍近い価格になってしまっています。やりたい箇所全て揃えるとしたら、10万円オーバーは確実、20万円で収まるか?というぐらい。欠品を恐れつつ、なかなか手が出ません・・・。

やりたいことを挙げるとキリがないのですが、ひとまずはこんなところ。だいぶ原状回復は進んでいますが、同時に劣化が進んできたものもちらほら。特に最近は前述のバンパーだけでなく全体的に塗装のクリア剥げが加速度的に進行しています。走行には影響ないとは言え、残念な見た目になるので何とかしたいです・・・。

【余談】代車は再び縁遠いあのメーカー

今回は修理を含めて2泊3日のスケジュールとなったので代車をお借りしました。個体は懐かしのVOLVO C30です。日本デビューは17年前の2007年。同社のボトムレンジを担うCセグメントのハッチバック車ですが、ボディは3ドアシューティングブレークモデルのみ。

特徴的なのはリアデザイン。大きなガラスハッチが埋め込まれたテールゲートが特徴的で、過去のモデルであるP1800 ESや480を彷彿とするスタイルです。C30の後継となる2代目V40は普遍的なハッチバックスタイルになりましたが、C30は今見ても斬新すぎて馴染めません(笑

C30は同時期に販売されていたセダンモデルのS40・ワゴンモデルのV50とベースを共有。装備やインテリアは共通の意匠ですが、後部は専用設計。3ドアとしては長いホイールベースを持つことに加え、2座で余裕あるサイズでゆったりと座れるシートが設置されています。個人的には、幼少期に実家で長らく所有していたホンダ・アコードエアロデッキを思い出します。

搭載されるエンジンは2.4L直列5気筒エンジン。上位モデルはターボが搭載されていますが、今回の代車は自然吸気型のものでした。車格に対してかなり余裕のあるエンジンが搭載されていますが、その結果燃費性能は非常によろしくありません。。。

ちなみにこの個体は特別仕様車「C30 with iPod」のようで、特別装備として上位グレードに搭載されているプレミアムサウンドシステムにDYNAUDIO製12スピーカーを組み合わせたモデル。そしてモデル名を示すとおり、グローブボックス内にiPod接続ケーブルが装備されています。

・・・Dockコネクタ、懐かしいな(笑

CDデッキはメカ不調のため使えず、AUX端子もケーブル接続しても音が正常に出ず不調。そうなると残された道はDockコネクタを持つ機器を使うしかありません。ということで、長らくしまい込んであったiPhone4を引っ張り出して→接続すると無事動作。頑丈なボディに高い静粛性もあり、けっこう良い音を奏でてくれます。ちなみにAUX端子はゴミが溜まっていただけのようで、清掃+接点復活剤で無事復活しました。

整備は施されているといえども、車齢は17歳で全体的にくたびれ感があります。それでもクルマ全体に共通する『重み』と『ゆったり感』はしっかりと残っており、燃費を除けば良い印象の1台でした。もちろんのこと、VOLVO激推しのヨメ氏は終始大喜び。

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