経年車の車検を通すのが厳しくなる…?

クルマ全般
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R52のユーザー車検にオーリスの名義変更と…今年は運輸支局に足を運ぶ機会が多いわけですが、たまたま支局内に掲示されていたお知らせを見てビックリ。北海道地方における車検時のヘッドライト検査について、現状はロービームがNGとなった場合ハイビームにて検査を行なっているのですが、この取り扱いが変わり、2023年(令和5年)1月以降はロービームのみの検査に完全移行するとの案内が。

もともとそういう規定にはなっているが…

実際には2015年(平成27年)9月からロービーム検査に移行したのですが、例外的な措置としてロービームが計測困難な車両についてはハイビームで検査を実施する取り扱いが長らくされていました。ついにロービームのみの検査に移行するようです。ちなみに対象となる車両は1998年(平成10年)9月1日以降に製造されたクルマですから、ほぼ全面的にロービーム検査に移行する格好かと思います。

と、なると…先日のユーザー車検時にハイビームでかろうじて検査をパスしたR52は、このままでは次回車検に通らない可能性が高いということになります。うーん、これは結構なハードルだぞ。

先日、見た目は黄ばみが取れてスッキリ状態にはなりましたが、よーく見るとレンズ内側にはうっすらと汚れが蓄積、さらにレンズのハードコートの経年劣化によるクラックが発生している状況ですから、ケミカル程度じゃ光量不足の根治は不可能。バルブ交換しても光量不足の結果ですから、次回はヘッドライト交換が必要になるのは確実に思います。

ヘッドライトの原状回復は相当ハードル高し

でも光量不足は我が家のR52に限った話じゃないでしょうし、新品ヘッドライトも相当に高額な価格ですから…車検不適合で乗り換えのパターンが相応に増える気がします。R50系の場合、純正新品が左右で20万円、OEM品で15〜20万円程度。オーリスは純正新品で12万円程度。輸入車・国産車問わずダントツで高額な部品なのは間違いありません。

恐ろしいのが、現状販売されている新型車のヘッドライトは高機能なこともあり、さらに高額。F60の場合、片側で20万円というレベル…。そんな高額出費をしないためにもレンズを劣化させない工夫が必須になってきますね。コーティング施工や耐候フィルム貼付などを早めに実行したほうがいいのかもしれません。

リペアという手もあるが…

以前所有のPassatもハードコート層に酷いクラックが。業者によっては断られるレベル。

ヘッドライトリペアという手もありますが、根本的解決を図るにはヘッドライトユニットを分解して修復する必要があり、素人にはハードルが高い作業になります。そうなるとプロに依頼することとなりますが、一般的には外側から出来る研磨やスチームのみで、分解して内側まで綺麗にするサービスを提供している業者は少数派。また当然ながらライトを取り外してリペアを依頼することとなりますから、その間はクルマに乗れなくなります。

他の都府県でも同様の取扱いがされていくでしょうが(既にもうなっている地域もある??)ヘッドライトの整備の重要度が一気に高まりそうです。

コメント

  1. タカノスケ より:

    どんどん新車に買い換えさせようとしていますね。
    私の所有車が、20年~30年前のクルマで部品がないのもあるので辛いですね。

    • ひろひろ より:

      当方、国産の20年落ち車にて、耐水ペーパーで磨いてウレタンクリアを塗布。年数が経っても全く問題ありません。外国車は問題になるほど、粗悪なのでしょうか。

    • アバター画像 Hokkai_K2O より:

      20年以上落ちともなると、新品パーツはほとんど出なくなりますもんね・・・
      補修しながら使えるものであれば良いのですが、ここ最近のクルマはそうもいかないイメージがたっぷりあります。

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